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ソリューション 自動計測

Image-Proの自動計測機能（カウント/サイズ）

Image-Proは50以上項目の自動計測をサポートしています。大きく分類すると次のものがあります。

オブジェクト（計測対象物）の大きさを測定するもの：

  • Area（面積）
  • Area (polygon)（多角形の面積）
  • Size (length)[サイズ(長さ)]
  • Size (width)[サイズ(幅)]
  • Hol. Area（穴面積）
  • Diameter (max/min/ave)（最大/最小/平均直径）
  • Radius (min/max)（最大/最小半径）
  • Perimeter（周囲長、周囲長2、周囲長3）
  • Perim.(convex)（包絡周囲長）
  • Perim.(ellipse)（楕円周囲長）
  • Axis (major/minor)（長軸/短軸）
  • Box Width（四角形の幅=フェレX）
  • Box Height（四角形の高さ=フェレY）
  • Feret（max/min/mean）（最大/最小/平均フェレ径）
  • Area/Box（外接四角形面積比）
  • Perim.(ratio)[周囲長（比）：包絡周囲長/周囲長の比]

オブジェクトと他の領域との比率を測定するもの：

  • PerArea（面積比）
  • Hole Ratio（穴面積比）

オブジェクトの形状を測定するもの：

  • Aspect（楕円縦横比： オブジェクトの相当楕円の縦横比）
  • Box X/Y（四角形縦横比、オブジェクトの外接四角形の縦横比）
  • Radius Ratio（半径比）
  • Roundness[真円度：(周囲長^2)/(4*π*面積)]
  • Fractal Dimension（フラクタル次元：ディバイダ法による）
  • Dendrites（枝数）
  • Dendritic length（枝長）
  • End Points（端点数）

オブジェクトの位置を測定するもの：

  • Center-X/Y（重心X/Y座標）
  • Center-X/Y（mass）（濃度重心XY座標）
  • Angle（角度: Y軸に対する傾き）

オブジェクトの輝度（濃度）や色成分の平均値を測定するもの：

  • Density (lum)（濃度）
  • Density Red/Green/Blue（赤/緑/青）
  • Density (max/min/mean/sum)（最大/最小/平均濃度/濃度合計）
  • IOD(積分光学濃度)
  • Clumpiness（塊状度）
  • Heterogeneity（不均質性）
  • Margination（辺縁度）

個数を測定するもの：

  • Holes（穴数：オブジェクト内部の穴の数）
  • Cluster（クラスタ内個数：複数のオブジェクトが凝集してできたクラスタに含まれる、オブジェクトの個数を推定）
  • Count（カウント個数）
  • Count(adjusted)（補正済み個数）

オブジェクトを分類するもの：

  • Class（クラス）
  • Segmentation Range（閾値クラス）

 


｢オブジェクトの相当楕円(オブジェクトと等価な楕円）」とは

    Image-Proでは、オブジェクトと等面積で、かつ慣性モーメント（first/second degree moment）が等しい楕円（特徴物相当楕円）を想定し、オブジェクトの長さ、幅、傾き、縦横比等をそれに基づいて計測します。例えば、オブジェクトのサイズ(長さ)[Size (length)]は、オブジェクトの両端を相当楕円の長軸に投影し、その間隔を測定することで算出します。

｢フェレ径」とは

    フェレ径は、オブジェクトを単にX/Y軸上に投影するもので(上図参照)、オブジェクトが長細い形状で、かつ座標軸に対して傾きを持つときは測定値が不正確になります。これに対し、サイズ(長さ)やサイズ(幅)では、相当楕円の長軸・短軸に対して投影するため、オブジェクトの傾きが測定値に影響せず、精度の高い測定が可能です｡（なお、フェレ径はImage-Pro 4.0 のBox Width (フェレX) とBox Height (フェレY) を使用すれば測定可能です｡）