HOMEソリューションImage-Proの画像解析の例
ソリューション 粒子解析ツールの詳細

    Image-Pro がサポートしている様々な測定機能の中でもこの機能が最も強力です。
    必要な前処理を行なった後、以下の手順で使用します。

◇ 自動測定の手順

    1) 測定対象物を輝度/色の範囲で指定

      測定対象物(オブジェクト)を輝度/色で指定します。
      選択されたオブジェクトは画面で直ちに確認できます。
    2)測定項目の指定

      測定内容に応じて下記の測定項目の中から選択(複数可、フィルタリングに必要な項目も選ぶ)
    3) オプション/フィルターの設定

      穴測定の有無、包絡線等のオプションの指定、およびノイズや不要な粒子を除外(フィルタリング)するために必要な特徴量の上下限値(例えば小さすぎる物を除外するため面積の下限)を設定。
    4)測定の実行

      自動的にカウント、測定とラベリングを実行。

    5) 測定結果の修正

      自動測定の上手く行かなかった部分を手動または自動で修正します。

6) 2次測定の実行(必要な場合)
      粒子密度の測定や重なったオブジェクトの解析など、測定結果を使用した2次測定を行ないます。

    7) 結果の確認・出力

      測定結果は表形式、統計データ、ヒストグラム、相関図により直ちに確認できます。また表計算ソフトへ渡して詳細に解析できます。

測定項目

  • オブジェクトの個数 (Count)
  • 補正済み個数 [Count (adjusted)] 【Version 4.0】
  • クラスタ内個数 (Cluster):重なった対象物の推定個数
  • 面積 (Area):対象物内の穴を含む又は含まない面積
  • 外接四角形面積比 (Area/Box):対象物と外接四角形の面積比
  • 面積比 (Per-Area):画像またはAOIと対象物の面積比
  • 外接四角形縦横比 (Box X/Y):対象物を囲む長方形の辺Xと辺Yの比
  • サイズ(長さ) [Size (length)]:楕円の長軸への射影長さ
  • サイズ(幅) [Size (width)]: 楕円の短軸への射影長さ
  • 角度 (Angle):対象物と等価な楕円の長軸とY軸との角度
  • X座標 (Centroid X):対象物の重心のX座標
  • Y座標 (Centroid Y):対象物の重心のY座標
  • 濃度重心X座標 [Centroid X (mass)]【Version 4.0】
  • 濃度重心Y座標 [Centroid Y (mass)]【Version 4.0】
  • 穴数 (Holes):対象物内の穴(色/輝度範囲外の領域)の数
  • 穴面積 (Hole Area):対象物内の穴の面積
  • 穴面積比 (Hole Ratio):対象の面積と穴を含む面積の比
  • 長軸長さ (Major Axis):対象物と等価な楕円の長軸の長さ
  • 短軸長さ (Minor Axis):対象物と等価な楕円の短軸の長さ
  • 長短軸比 (Aspect):等価な楕円の長軸と短軸の長さの比
  • 外接四角形の高さ/幅 [フェレX/Y] (Box Height, Box Width)【Version 4.0】
  • 外接四角形縦横比(Box X/Y)
  • 最大/最小/平均フェレ[Feret (max), Feret (min), Feret (mean)] 【Version 4.0】
  • 周囲長 (Perimeter, Perimeter2):穴を含む/含まない対象物周囲長
  • 包絡周囲長 [Perim.(convex)]【Version 4.0】
  • 楕円周囲長 [Perim.(ellipse)]【Version 4.0】
  • 包絡周囲長/周囲長 [Perim.(ratio)]
  • 平均直径 [Diameter (mean)]:2゚毎に測定した直径の平均値
  • 最大直径 [Diameter (max)]:重心を通る線の可能な最長の長さ
  • 最小直径 [Diameter (min)]:重心を通る線の可能な最短の長さ
  • 最大半径 [Radius (max)]:重心と周囲の最長の長さ
  • 最小半径 [Radius (min)]:重心と周囲の最短の長さ
  • 半径比 (Radius Ratio):最大半径と最少半径の比
  • 真円度 (Roundness):[周囲長2/4π*面積]の値
  • 枝数 (Dendrites)【Version 4.0】
  • 枝長 (Dendritic Length)【Version 4.0】
  • 端点数 (End Points)【Version 4.0】
  • フラクタルディメンジョン (Fractal Dimension)【Version 4.0】
  • 平均濃度 [Density (mean)]:対象物の平均輝度または平均濃度
  • 最大濃度 [Density (max)]【Version 4.0】
  • 最小濃度 [Density (min)]【Version 4.0】
  • 濃度の標準偏差 [Density (std.dev.)]【Version 4.0】
  • R濃度 [Density (red)]:対象物の赤(R)成分の平均輝度
  • G濃度 [Density (green)]:対象物の緑(G)成分の平均輝度
  • B濃度 [Density (blue)]:対象物の青(B)成分の平均輝度
  • 積分(光学)濃度 (IOD):対象物の(光学)濃度/輝度の合計
  • 辺縁度 (Margination)【Version 4.0】
  • 不均質度 (Heterogeneity)【Version 4.0】
  • 塊状度 (Clumpiness)【Version 4.0】

制限事項

  • 1回にカウント可能なオブジェクトの最大数:16.000個
  • オブジェクトを構成するセグメントの最大数:25万個
  • アウトラインの頂点の最大数:4096/オブジェクト

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◇ 空間フィルタ
    • 画質改善・補正
      ロー/ハイパス(Lo/Hi-Pass)
      メディアン(Median)、
      ランク(Rank)【Version 4.0】
      鮮明化(Sharpen、Gauss、HiGauss)、
      シェーディング補正(Flatten: 平坦化、LocalEqualize: 局部イコライズ)
    • エッジ抽出
      水平/垂直エッジ抽出(Horizontal、Vertical)、
      エッジ抽出(Roberts、Sobel、Laplacian)、
      位相(phase)、バリアンス(Variance: 偏差)
    • モフォロジー
      膨張/収縮(Dilation、Erosion)、
      接続/切断(Opening、Watershed、Closing)、
      細線化(Thinning、Pruning)
      縮退(Reduce)、
      白点/黒点検出(Tophat、Well)
    • その他
      彫刻(Sculpt)
      枝/端点(Branch/Endpoints)【Version 4.0】
      距離検出(Distance)
      背景抽出(Background)
      任意(ユーザ定義フィルタ)

 


◇ 画像演算

    • 画像または定数と画像の算術演算:
        和(Add)
        差(Sub)
        差の絶対値(Diff)
        積(Mult)
        商(Div)
        平均(Avr)
        最小(Min)
        最大(Max)
        べき乗(x^y)【Version 4.0】
        指数(Exp)【Version 4.0】
        対数(Log)【Version 4.0】
        2乗(x^2)【Version 4.0】
        平方根(Sqr)【Version 4.0】
        逆数(1/x)【Version 4.0】

    • 画像または定数と画像の論理演算:
        AND, OR, XOR, NAND, NOR, NOT(ビット間演算)

 


◇ オプション(別売)