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Convert To(変換)コマンド

"Convert To"(変換)コマンドを使用すると、現在アクティブの画像から、指定したデータ形式のコピーを作成できます。これを行なうのは、例えばTrue Color(フルカラー)画像の輝度情報のみが必要なときに、それをGray Scale(グレイスケール)画像に変換する場合や、グレイスケール画像を算術演算用に浮動小数点形式の画像に変換する、といった場合です。

"Convert To"(変換)コマンドを選択するとサブメニューが開きますので、そのメニューで変換先の画像データ形式を選択します。アクティブな画像のデータ形式は、メニュー内でグレイ表示され、選択できません。

以下から選択して変換を実行します。

● "Grayscale 8" 8ビットグレイスケールに変換)

● "Grayscale 12" 12ビットグレイスケールに変換)

● "Grayscale 16" (16ビットグレイスケールに変換)

● "Floating Point"(浮動小数点形式に変換)

● "Palette"(パレット形式に変換)

● "RGB 24"(24ビットフルカラーに変換)

● "RGB 36"36ビットフルカラーに変換)

● "RGB 48"48ビットフルカラーに変換)

● ダイナミックレンジを拡げる/狭める変換のオプション設定

 

変換後の画像は、新規画像ウィンドウに入ります。 変換元の画像はそのまま残り、変換による影響を受けません。

注記:2値画像はImage-Pro Plus バージョン4.5以降ではサポートされません。2値画像は、Image-Pro Plus上に開かれると同時に8ビットグレイスケール形式に自動変換されます。

次の2つは、Image-Pro Plusバージョン4.0以降では追加されたオプションです。

乗算によるスケーリング:これは整数の格上げを行なうオプションで、16ビットへの変換には、256でなく257で乗算します。つまり、8ビット値の「255」は16ビット値の「65280」ではなく、「65535」になります。12ビットへ変換する場合、「255」は「4080」ではなく「4095」になります。

直接数値コピー:このオプションでは、8ビット画像の値「255」を、12ビットと16ビット形式のどちらに変換する場合でも、そのまま「255」に変換します。格下げ時には値をそのままコピーして、変換先の画像データ形式のダイナミックレンジを超えた値は切り捨てます。