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Image-Pro
  操作手順書

サポートImage-Pro plus 操作手順書
ファイル

Open(開く)コマンド

"Open"(開く)コマンド(またはツールバーの images\ebx_-1033033982.gifボタン)を使用すると、既存の画像ファイルを開いたり、あるいは既存の画像の一部分のみを使って新しい画像ファイルを新規作成することができます。"Open"はこの他にも、画像を開かずにミニチュア画像にしてプレビューしたり、画像に関するデータや情報を表示させるのに使用できます。このような機能は、画像をすばやく検索するのに便利です。

Image-Pro Plusは多数の画像フォーマットタイプをサポートしており、開くことができます。画像のファイルフォーマットは、"Files of type"(ファイルの種類)欄で指定できます。 通常の単一画像ファイルのほか、Kodak Photo CDファイル、画像シーケンスファイル(*.SEQ)、Video for Windowsファイル(*.AVI)、およびImage-Pro Plus の独自形式のファイル (*.IPW)のような複数フレーム画像ファイルも開くことができます。

関連トピック:
◆ 画像ファイル形式のサポート

開いた画像は、新規の画像ウィンドウ内に置かれ、アクティブ画像になります。Image-Pro Plusでは、同時に複数の画像を開いておくことができます。

 

注記:Image-Pro Plusは、"File"(ファイル) メニューの最下段に、ユーザが最後に使ったファイルの名前を4つまで表示します。これらのファイルは、名前をクリックするだけで呼び出すことができます。ファイルの名前が表示されていないときは、"Open"(開く)コマンドを使ってファイルを開いて下さい。

"Open"(開く)コマンドを実行すると、"Open File"(ファイルを開く)ダイアログボックスが表示されます。images\ebx_-1380467157.gif

"File Name"(ファイル名):この欄で、開きたいファイルの名前を選択して下さい。ファイルの名前をタイプするか、あるいはファイルが現在のフォルダにないときは、"Look In"(ファイルの場所)欄と"Files of type"(ファイルの種類)を使って"File Name"欄に開きたいファイルの名前を表示させ、それを選択して下さい。

ファイルリスト内(ここにはフォルダとファイルの両方が表示されます)のファイルの名前をダブルクリックすると、そのファイルが開きます。

注記:ファイルの名前をタイプ入力する場合は、開きたいファイルのタイプが"Files of Type"(ファイルの種類)欄に正しく表示されていることを必ず確認して下さい。誤ったタイプが表示されていると、Image-Pro Plusがファイルを開こうとする際にエラーメッセージが表示されます。

"Files of Type"(ファイルの種類):この欄で、開きたいファイルの画像フォーマットを選択して下さい。"All Formats"(全てのフォーマット)を選択すると、Image-Pro Plusはファイルの拡張子を利用してファイルのフォーマットを識別します(例えば、拡張子が".TIF"ならTIFFファイル、".PCX"ならZSoftファイル、".BMP"ならビットマップファイル、など)。開きたい画像ファイルに標準のフォーマット識別拡張子が付いていない場合は、ファイルの名前を"File Name"(ファイル名)欄内にタイプし、次にそのファイルのフォーマットを"Files of type"(ファイルの種類)欄で選択して下さい。

注記:Image-Pro Plusは、PICTファイルからはビットマップデータのみ(ベクトルデータでなくラスタデータ)しか読み込めません。また、EPSEncapsulated Postscript)ファイルは読み込めません。

"Look In"(ファイルの場所):この欄で、開きたいファイルのあるフォルダを選択して下さい。

"Info"(情報):このボタンをクリックすると、画像について下に示すデータと情報が表示されます。このボックス内の各欄についての詳細は、"Edit"(編集)メニューの"Info"(画像情報) コマンドの項をご参照下さい。

images\ebx_-519349650.gif

注記:記述情報[例えば"Title"(タイトル)、"Artist"(作成者)等]が表示されるのは、その情報が画像とともに記録された場合のみです。情報が記録されていない場合、これらは空欄になります。

画像情報を確認した後、"OK"ないし"Cancel"(取り消し)をクリックすると、"Open File"(ファイルを開く)ダイアログボックスに戻ります。

"Preview"(プレビュー):このボタンをクリックすると、"Preview"(プレビュー)ウィンドウが開き、画像を縮小サイズ(ミニチュア)で見ることができます。下記の"Clip Margins"(切り落とすマージン)オプションを使用すると、画像全体を開くのでなく、画像の中の必要な部分のみを選択して開くことができます。

images\ebx_2133778234.gif

"Units"(単位):この欄で、"Clip Margins"(クリップする幅)の値の単位を選択して下さい。

"Clip Margins"(切り落とすマージン):開きたい画像領域の上下左右のマージンを入力して下さい。入力した値によって、画像全体を開くか、それともその一部のみを開くかが決定します。値を変更しない場合、画像全体が開かれます。値を変更すると、Image-Pro Plusは画像の中の、入力値で指定された部分を開きます。

画像の一部分のみを開くときは、開きたい範囲の上下左右の幅を入力して下さい。幅を指定するには、各欄内に該当する数値をタイプするか、あるいはマウスで枠を伸縮させ、開きたい領域を囲みます(マウスを使う方が簡単です。下記の「ヒント」をご参照下さい)。

ヒント

プレビューボックス内のミニチュア画像は、周囲に枠が付いています(枠は、最初の状態では画像全体を取り囲んでいます)。この枠をドラッグして伸縮させ、画像の中の開きたい部分のみを囲んで下さい。

枠の大きさを変えるには、カーソルを四隅のコーナーハンドルに当て、縦、横、斜め方向にドラッグして枠のサイズを伸縮させます。

枠全体を移動するには、カーソルを枠内の任意の位置に置きます。カーソ ルの形が4方向矢印になったら、ドラッグします。

"Reset"(リセット): このボタンは、マージンの設定をリセットします。

 

画像中の開きたい部分を定義し終わったら、"OK"ボタンをクリックして"Open"(開く)ダイアログボックスに戻り、引き続き通常通りの方法で画像を開いて下さい。

注記:画像の一部分のみを開く場合、指定した部分は"untitled"(新規)の画像ウィンドウに読み込まれます。元の画像は開きません。

 

"Frame"(フレーム):"Open File"(ファイルを開く)ダイアログボックスの"Preview"(プレビュー)ボタンで画像シーケンスファイル(*.SEQ)、Video for Windowsマルチメディアファイル(*.AVI)、または Image-Pro Plus の独自形式のファイル(*.IPW)を開くと、複数のフレームをプレビューすることができます。

images\ebx_-1002420446.gif

複数フレームの中から特定のフレームを探すには、スライダーバーのつまみを左右に動かします。表示中のフレームの番号は、スライダーバーの上の"Frame"(フレーム)欄に表示されます。

画像(またはシーケンス)を開くときは、"OK"をクリックし、"Open"(開く)をクリックします。"Cancel"(取り消し)をクリックすると、画像を開かずにImage-Pro Plusの画面へ戻ります。

"Best-Fit Display"(自動コントラスト):このオプションは、12ビット/16ビットグレイスケール、36ビット/48ビットフルカラーの画像のみに対して有効です。

これらのフォーマットの画像で、ダイナミックレンジが狭く、そのまま開いたのでは画像全体が暗くなりすぎる場合は、"Best-Fit Display"オプションを選択してから画像を開くと、表示レンジを自動補正して見やすく表示します。詳しくは、"Enhance"(強調)メニューの "Display Range" (表示レンジ) コマンドの項を参照して下さい。

注記:"Best-Fit Display"オプションが表示レンジの補正で変更するのはルックアップテーブルのみです。画像内の実際の輝度値は変更されません。

画像シーケンス(*.SEQ)Video for Windowsファイル(*.AVI)、または Image-Pro Plusの独自形式のファイル(*.IPW)を開く場合、ファイルの中に含まれる一部のフレームのみを選択して開くことができます。

画像シーケンスファイルを開くと、画像が開く前に"Sequence Image Selection"(シーケンス画像の選択)ダイアログボックスが表示されます。

images\ebx_-2056987321.gif

"Load entire sequence"(シーケンス全体をロード): このオプションを選択して"OK"をクリックすると、画像シーケンス全体を開きます。

"Load selected portion"(選択範囲をロード): 画像シーケンス内の一部のフレームのみを開くときに使用します。開くフレームの範囲は、以下の欄で指定します。

"Starting Frame"(先頭フレーム): 開く部分の最初のフレームを指定します。

"Number of Frames"(フレーム枚数): 先頭フレームから数えて何枚のフレームを開くかを指定します。

設定が終わったら、"OK"をクリックして画像をロードして下さい。

"Options"(オプション):このボタンは、"Files of type"(ファイルの種類)欄で"FlatFLF"(フラットファイル)を選択したときに表示されます。フラットファイル(ユーザー定義ファイル)については、「ファイルフォーマット仕様 」をご参照下さい。