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Paste Options(貼り付けオプション)コマンド

"Paste Options"(貼り付けオプション)コマンドは、クリップボードから画像データを別の画像内に貼り付ける際のオプションを指定します。これは、特にクリップボードのデータと貼り付け先の画像データとを、指定した比率で混ぜ合わせたい場合(ブレンド)に設定します。

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注記: このコマンドで行なうのは、貼り付けオプションの設定のみです。貼り付けの操作自体は"Paste"(貼り付け) コマンドで行ないます。貼り付けの操作については、"Paste"コマンド の項をご覧下さい。

"Paste Options"(貼り付けオプション)コマンドを実行すると、"Paste Options"(貼り付けオプション)ダイアログボックスが表示されます。

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このダイアログボックスボックスには以下のオプションがあります。

● "Preview with blend"(ブレンドしてプレビュー):指定された"Blend Control"(ブレンド制御)オプション(下記参照)で貼り付けた状態のクリップボード・データを、貼り付け先の画像に重ね表示させたい時に指定します。このオプションを選択すると、実際に画像に貼り付ける前に、ブレンドされた画像を見て位置関係を確かめながらクリップボード・データの貼り付け位置を決めることができます。

● "Apply with blend"(ブレンドして貼り付け):このオプションは、クリップボードのデータを貼り付け先の画像にブレンド(混合)したい時に選択します。選択すると、クリップボードと画像データは"Blend Control"(ブレンド調整)欄で指定された割合(パーセンテージ)と輝度に従って混合されます。選択しないと、"Blend Control"値に関係なく、クリップボードのデータがコピー先の画像に上書きされます。

● "Blend Control"(ブレンド制御):この欄のオプションは、クリップボードのデータをコピー先の画像とブレンド(混合)する比率を調節するのに使います。この比率の値は、"Apply with blend"(ブレンドで適用する)または"Preview with blend"(ブレンドでプレビューする)を設定した場合のみ利用できます(上記参照)。

● "Src"(ソース):クリップボードのデータを画像に混合するパーセンテージを指定します。この値が大きいほど、混合されるクリップボードのデータの割合が高くなります(例えば「100%」に設定すると、貼り付けたクリップボードのデータだけが表示されます)。この値は"Dest"値とリンクしています。例えば、"Src"を変更すると必要な変更が"Dest"にも自動的に行なわれて、合計で100%を維持します。

● "Dest"(地):貼り付け先の画像データのパーセンテージを選択します。パーセンテージが小さいほどオリジナルの画像は減ります。(例えば「0%」に設定すると、クリップボードのデータだけが残ります)。

この値は、"Src"値とリンクしています。"Dest"を変更すると"Src"にも必要な変更が自動的に行なわれ、合計で100%を維持します。

● "Apply blended image to"(ブレンド先のピクセル):ブレンドによって影響を受ける輝度値を指定します。次の3つから選択して下さい。

● "All"(全ピクセルに適用):クリップボードのデータは、輝度に関係なくペースト・エリアの中のすべてのピクセルに、指定されたブレンド比率で適用されます。

● "Lighter pixels only"(明るいピクセルのみに適用):貼り付け先の画像の対応する位置のピクセルが、クリップボードのピクセルより明るい場合のみ、クリップボードのピクセルが指定されたブレンド比率で貼り付けられます。黒の較正マーカーを書き込む場合等に使用します。

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● "Darker pixels only"(暗いピクセルのみに適用):貼り付け先の画像の対応する位置のピクセルが、クリップボードのピクセルより暗い場合のみ、クリップボードのピクセルが指定されたブレンド比率で貼り付けられます。白の較正マーカーを書き込む場合等に使用します。