- 本アップデータは、Image-Pro ver.11 (Image-Pro 11) のバージョン ver.11.0.0, ver.11.0.1, ver.11.0.2 を上書きし、ver.11.0.3 に更新するアップデータです。通常の場合、Image-Pro ver.11 は自動更新機能によりインターネット経由で自動的に更新され、必要なアップデータが自動的にインストールされますが、何らかの理由で自動更新機能をご利用になれない場合は、本アップデータをダウンロードしてインストールして下さい。
- 本アップデータは累積アップデータですので、現在ご使用中のバージョンが ver.11.0.0〜ver.11.0.2 のどれであっても、1回のインストールで ver.11.0.3 に更新します (Image-Pro ver. 11 の本体だけでなく、 あらゆるモジュールも更新します)。
- 現在お使いの Image-Pro ver.11 のバージョンが、ver.11.0.0〜ver.11.0.2 のいずれかである場合のみ、本アップデータをインストールして下さい。 それ以外の製品にはインストールしないで下さい。
お使いの Image-Pro ver.11 のバージョンを確認するには、画面右上角にある「ヘルプ」の右側の ▼ をクリックし、「Image-Pro について」コマンドを実行して下さい。
- 本アップデータには、Image-Pro ver.11 製品のライセンス契約が適用されます (ライセンス契約は、上記の 「Image-Pro について」 コマンドを実行し、「EULA」 タブをクリックすると表示されます) 。 同ライセンス契約の内容に同意される場合のみ、本アップデート版をダウンロードしてご使用下さい。
- 本アップデータの対応 OS は次の通りです。
Windows 10 Enterprise/Pro (64ビット版)
Windows 11 Enterprise/Pro (64ビット版)
アップデータのダウンロードとインストール方法
アップデータを入手するには、こちらをクリックして、圧縮されたアップデータファイル ("IP1103_Patch_64bit.zip") をダウンロードして下さい。 (約 930 MB)。
本アップデータは、次の手順でインストールして下さい。
- 管理者権限でパソコンにログオンして下さい。ウイルスチェックソフトを必ず停止して下さい。
- Image-Pro ver.11 が起動していないことを確認して下さい。起動中の場合は、必ず終了して下さい。また、パソコンにプロテクトキー (ダングル) が取り付けられている場合は、取り外して下さい。
- ダウンロードしたファイル ("IP1103_Patch_64bit.zip" をダブルクリックして解凍し、取り出されたアップデータファイル ("patch64.exe") をダブルクリックして起動して下さい。
- 「ユーザーアカウント制御」 の画面が表示されたら、「はい」 をクリックして続行して下さい。
- 「Prerequisite Component Installation Required」–「Setup requires: ...」–「Do you wish to install this(ese) prerequisite(s)?」 の画面が表示されることがあります。その場合は、必ず 「はい」 をクリックして下さい。この操作により、Image-Pro ver.11 の実行に必要な各種ソフトの最新版がインストールされます。
- 「Display Required Technology Setups?」–「By installing the technologies required by Image-Pro...」 の画面が表示されることがあります。その場合、通常は 「いいえ」 をクリックして下さい。
注記: 場合により、最新の Visual C++ Runtime, .NET Framework やプロテクトキー用ドライバ (HASP ドライバ) のインストールが必要になることがあります。その場合は、画面の指示に従って必ずインストールを実行して下さい。
- Image-Pro のインストールウィザードが起動し、「Image-Pro 11 セットアップへようこそ」 の画面が表示されます。
これ以降のインストール手順につきましては、「Image-Pro 11 for Windows インストール手順」をご参照下さい。 手順書に従ってインストールを済ませた後、パソコンを再起動してプロテクトキー (ダングル) を取り付け、プロテクトキーの内蔵ランプが点灯したら Image-Pro ver.11 を起動して下さい。
改良点・不具合修正の内容:
本アップデータには、ver.11.0.1 アップデータ、ver.11.0.2 アップデータ、ver.11.0.3 アップデータが含まれています。各アップデータには、下記の改良点・不具合修正が含まれています (【新】はアップデータで追加された新機能です)。
< ver.11.0.0 初期バージョン (ver.10 から ver.11 ヘの変更点)>
- 【新】2D 自動化モジュールに「基本」プロトコルを含めました。
- 【新】オプションで「細胞生物学」、「高度細胞生物学」、「材料工学」の各プロトコルをご用意しました。
- 【新】オプションで AutoQuant デコンボリューションモジュール (2D/3D用、GPU アクセラレーション付き) をご用意しました。
- 【新】オプションで多チャンネル画像取込みと光源の制御を行なうモジュールをご用意しました。
- 【新】オプションで 2D のリアルタイム・デコンボリューションモジュールをご用意しました。
- 【新】ウェルプレート・ナビゲータ (対応画像ファイル形式で動作します) を装備しました。
- 【新】マルチスレッドの画像解析に対応しました。
- 【新】各種ツールパネル、設定ファイル、ヘルプ項目と最近使用したファイルを検索できるグローバル検索ツールを装備しました。
- 【新】新設計のファイルブラウザを装備しました。
- 【新】スマート対象抽出機能に「ブラシ」ツールを追加しました。
- 【新】データコレクタの測定データ表示オプションとして、「ヒートマップ」表示を追加しました。
- 【新】「カウント/サイズ」の「選別設定」で表示される「選別レンジを設定」ダイアログに「相関グラフ」を追加しました。
- 【新】データコレクタの「測定項目」にある 「測定データ統計」、 「測定データ 親 統計」、 「測定データ クラス別統計」 の各測定項目で、「メディアン」、 「ランク10」、 「ランク90」 (それぞれ第50/10/90番目の百分位数、D50, D10, D90) を算出できるようになりました。
- 【新】「カウント/サイズ」の「オプション」→「カウントのオプション」にある「ベクトル化」に端点検出などの Nodes and Struts 解析オプションが追加され、また「リンク」(連結サイズ)、 「プルーニング」(プルーニング反復回数) オプションが追加されて途切れたベクトルの連結や短い枝の除去ができるようになりました。
- 【新】「カウント/サイズ」の「線」カテゴリの測定項目に、 ベクトル化オプションによる測定時の「厚み・太さ」測定項目が追加されました。
- 【新】データコレクタの 「測定項目」に「測定データ 親 統計」が追加されました。
- 【新】新設計のライセンス更新ポータルを実装しました。
- 【新】新設計のライセンスマネージャを実装しました。
- Image-Pro のユーザインターフェースを改良しました。
- 「カウント/サイズ」リボンと「測定」リボンの「オプション」ボタンで表示される「測定オプション」パネルを再設計し、 「対象抽出」タブと「外観」タブに分割しました。
- 「カウント/サイズ」の「スマート対象抽出」で指定した背景マーカの領域を、 背景クラスとして扱うオプションが追加されました。
- 「カウント/サイズ」リボンと「測定」リボンの「クラス」グループに追加された「色」と「形状」設定メニューで、 測定図形の色を設定したり、 図形をランダム色で表示できるようになりました。
- ヘルプのシステムを改良して単一のシステムに統合し、 動的ヘルプオプションを追加しました。
- 「画像」リボンと「表示」リボンを統合することで ナビゲーションの操作性を改良しました。
- 旧バージョンの「レイアウト」リボンは、 画面右上の「レイアウト」メニューに変更されました。
- OME TIFF (Open Microscopy Environment TIFF) 形式ファイルの入出力サポートを更新しました。
- 「調整」リボンの「カラー合成」で、 設定パネルを縮小表示した時に、 縦長のミニ・ヒストグラムが表示されるようになりました。
- 「ファイル」→「開く」でファイルを開く画面が全画面サイズになりました。
- 「ファイル」→「インポート」により、複数チャンネル画像など、 セット画像の読み込み操作が改良されました。複数ウェルプレート次元の画像も読み込み可能となりました。
- 「カウント/サイズ」リボンの「対象抽出」→「手動」で表示される「2値化ツール」で、 自動2値化の「バイアス」設定ができるようになりました。
- カラー合成画像セットを多重コントラスト強調できるように改良を進めています。
- 「動体追跡」 グループは 「測定」 リボンから 「カウント/サイズ」 リボンへ移動しました。
- 「取込み」 リボンの 「構成」 ウィザードは廃止されました。 カメラのライブラリとドライバをインストール後、 カメラをパソコンに接続して電源を入れた状態で Image-Pro を起動すると、 「取込み」 リボンの 「ライブ」 アイコンの▼にカメラ名が表示されますので、 それを選択するとカメラが認識され、 使用可能となります。 画像取込みツールをシミュレーションモードで使用されたい時は、 「ファイル」 → 「オプション」 で 「Image-Pro オプション」 ダイアログを開き、 「取込み」 タブで 「シミュレーションモード」 を選択してから 「OK」 をクリックして下さい。
- 「コローカリゼーション」 解析ツールはプロトコル (「高度細胞生物学」 プロトコル) に含められました。
< ver.11.0.1 アップデータ >
- インストール時に使用していたユーザアカウント以外のアカウントから Image-Pro を使用できない問題に対応しました。
<ver. 11.0.2 アップデータ>
- 【新】販社がライセンスを配布する方法を改良しました。
- 【新】Image-Pro が myMediacy アカウントにリンクされていない時、 myMediacy アカウントを新規作成するプロンプトを追加しました。
- 【新】License Manager にサインインする際に、 ULC (アンロッキングコード、 ロック解除コード) でサインインできるようにしました。
- ライセンス内容の報告に関係する問題に対処しました。
- インストール画面に、 使用可能なオプションが反映されるように改良しました。
- カスタムリボンが正しく保存され、 Image-Pro の起動時に再表示されるよう対処しました。
- License Manager に NFR (非再販) ライセンスが3重に表示される問題に対処し、 重複が起きないようにしました。
- 多角形の自動トレースでクラッシュする問題に対処しました。
- OME TIFF (Open Microscopy Environment TIFF) 形式で保存した画像が他のソフトでも正しく開くように対処しました。
- 日本語の翻訳を修正しました。
<ver. 11.0.3 アップデータ>
- ライセンスサーバーへの接続に必要なのは単一のユーザアカウントのみとなりました。
- ライブプレビューモードで取込み中の画像上で測定ツールが正常に動作するよう対処しました。
- クイックアクセスツールバーをリボンの下に再配置した時に、 ライセンスメニューが元のままの位置に表示されるよう対処しました。
- 英語版以外の OS で、 License Manager が 'Everyone' パーミッションの検知に失敗する問題に対処しました。
- 入れ子式のデータ構造をもつ LIF 形式ファイルのサポートを改良しました。
- 「最近使用したファイル」 一覧のサイズを調整し、 処理速度を改善しました。
- データコレクタの画像テーブルに表示される 16ビットコローカリゼーション画像の画面取込画像の表示を改善しました。
- License Manager の処理状態メッセージを更新しました。
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