画像処理・画像解析とは
「画像処理」とは、画像を見やすくする機能のことを指します。
「画像解析」とは、対象物を2値化抽出し、測定する機能のことを指します。
アナログ画像とデジタル画像
画像にはアナログ画像とデジタル画像があります。
アナログ画像は、直訳すると「連続したもの」で、数値化されていない画像を示します。
デジタル画像は、直訳すると「離散したもの」で、数値化されている画像を示します。
デジタル画像は数値マトリクスであるため、演算による処理が可能です。
左側がアナログ画像、右側がデジタル画像ですが、一見見た目に変わりはありません。そこで拡大図を見てみると、アナログ画像は滑らかな連続的なデータになります。
一方、デジタル画像はピクセルに分割されており、数値のマトリクスデータになっています。画像処理とは、このデジタル画像の数値のマトリクスの演算処理を示します。
画像処理・画像解析でできること
画像処理は様々な分野で応用されておりますが、顕微鏡画像の画像処理に使用する基本機能はこちらです。
画像処理
- 輝度、コントラスト補正
- ノイズの除去
- シェーディング補正
- 連続画像の位置合わせ
- 連続画像の輝度補正
画像解析
- 輝度の2値化による対象物の抽出、及び測定