伯東株式会社 システムプロダクツカンパニー
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Image-Proの画像解析の例
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スキャナーからの取り込み
スキャナーの取り込み設定は通常、以下のような手順で行ないます。
まず、デフォルトの設定のままで画像を1枚 Image-Pro に取り込みます。
次に画像内の計測対象物をAOIで囲み、Image-Proの"Measure"(測定)メニューにある"Histogram"(ヒストグラム)で輝度分布を表示します。
上の画像では、計測対象物の輝度値が0~50の間に分布していることがわかります。
上の3.の輝度分布に基づき、スキャナーの取り込み条件を設定します。上の図では、計測対象物を含む領域の輝度(0~50)の入力値に対して、スキャナーの出力値が最大になるように設定しています。
画像の再取り込みを行います。
スキャナーで解析対象のモノクロ画像を取り込む場合の注意点
Image-Pro等の画像解析ソフトを使用するモノクロ画像解析では、取り込んだデジタル画像の階調の差に基づいて計測を行います。このため、Image-Proの能力を最大限に活かすためには、スキャナー取り込み時に次の点に注意する必要があります。
階調数の多いスキャナーを使用する
スキャナーの取り込み設定で、計測対象の輝度レンジにできる限り多くの階調を割り当てる
階調数の多いスキャナー
DTP等の、印刷を目的とする画像取り込みでは低価格の8ビットスキャナーでもほぼ十分ですが、画像解析では、計測精度を高めるために8ビットスキャナー以上の輝度分解能が高いスキャナーを選ぶことが解析を成功させる秘訣です。モノクロ画像の場合、ビット数と階調数との関係は次のようになります。
8ビット - 256階調
10ビット-1024階調
12ビット-4096階調
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