HOMEソリューションImage-Proの画像解析の例
ソリューション 等濃度線の表示

Image-Proでは、Count/SizeウィンドウのMultiple Thresholdsツールを利用して等濃度線を表示することができます。最大で16本の等濃度線を引くことができます。

実際の操作

例えば、階調数20刻みで等濃度線を引く場合、具体的には次のような操作手順になります。

  1. "Count/Size"(カウント/サイズ)で"Manual"(手動抽出) - "Select Ranges"(レンジを選択)ボタンをクリックします。
  2. "Segmentation"(色抽出)ウィンドウで、まず"Class 1"(クラス1)が表示されていることを確認します。
  3. 次に、輝度ヒストグラムの垂直線マーカを動かして、"Class 1"を「98」~「102」に設定します。



  4. "Next"(新規)ボタンをクリックします。
  5. "Class 2"が表示されたことを確認したら、再び輝度ヒストグラムの垂直線マーカを動かして、"Class 2"を「78」~「82」に設定します。
  6. 上の4と5の要領で、"Class 3"を「58」~「62」、"Class 4"を「38」~「42」、"Class 5"を「18」~「22」、というように設定していきます。このとき、"Preview"(プレビュー) - "All"(全クラス) オプションを選択しておくと設定中の等濃度線がすべて表示されます(各濃度線は色違いで表示されます)。
  7. 全ての等濃度線のレンジを指定し終わったら、"Count/Size"ダイアログの"Count"(カウント)ボタンをクリックします。これで、上で指定した等濃度線が画像内に表示されます。

注記:

  • 上の3や5でレンジを指定するとき、それぞれ「20」、「40」、「60」...という単一の値に指定しても構いませんが、画像によっては (階調が不連続のため) レンジを単一値に指定すると等濃度線が途切れ途切れになることもありますので、レンジに一定の幅を持たせておいた方が無難です。
  • 等濃度線が途切れるときは、"Count/Size"ダイアログの"Options"(オプション)ボタンをクリックし、"Outline Style"(アウトラインの形式)で"Filled"(塗りつぶし)を選択し、"Count/Size"-"Measure"(測定)-"Select Measurements"(測定項目)で"Filter Ranges"(選別レンジ)の"Start"(最小)値を小さく設定して下さい。