伯東株式会社 システムプロダクツカンパニー
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Image-Proの画像解析の例
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画像の重ね合わせ
例えば蛍光顕微鏡で複数の波長の画像を重ねる場合や、明視野画像と蛍光画像を重ねる場合など、複数の画像を重ね合わせる必要が生じます。Image-Proは様々な重ね合わせ方法に対応しています。以下にその例を幾つか示します。
A. アウトラインのみを重ね合わせる方法
アウトラインを自動トレース アウトラインを重ねた状態
まず第1の画像で、"Count/Size"(カウント/サイズ)コマンドを使ってオブジェクトのアウトラインを自動トレースし、保存します。
次に第2の画像を呼び出し、1.で登録したアウトラインを重ねます。
必要に応じて、"Population Density"(オブジェクト密度)コマンドで粒子密度の解析を行なうことができます。
B. 色成分マージ機能を利用して重ね合わせる方法
"Convert To"(変換)コマンドで、第1の画像をRGB(フルカラー)に変換します。
第2の画像をマウスで選択し、"Color Channel"(色成分)の"Merge"(マージ)で重ね合わせ先の色成分を選択し、マージを実行します。
C. 貼り付けコマンドオプションを利用して重ね合わせる方法
第1の画像を"Copy" (コピー)コマンドでクリップボードに入れます。
"Paste Options"(貼り付けオプション)コマンドで、第1の画像を第2の画像にブレンドする方法を指定します。ブレンドする比率の指定と、ブレンド先のピクセルの指定(明るいピクセルまたは暗いピクセルのみにブレンドする)が行なえます。
第2の画像をマウスで選択し、"Paste"(貼り付け)コマンドでブレンドします。
画像を重ね合わせる方法としては、上記の他にも"Operations"(演算)コマンドによる画像演算を利用する方法や、"Image Overlay"(画像の重ね合わせ)コマンドを使用する方法があります。また、重ね合わせる2枚の画像にパースペクティブの歪みやずれがあるときは、"Registration"(合わせ込み)コマンドで歪みを補正できます。
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