HOMEソリューションImage-Proの画像解析の例
ソリューション 2枚の画像を比較して、差分を抽出する

Q:2枚の画像を比較して差分を抽出したいが、どうすればいいのか。
A:Image-Proでは、"Operations"(演算)コマンドの画像間演算機能を使用することで、2枚の画像の差分、平均等の処理を行なうこと が可能です。

手順は以下の通りです。
  1. 比較する2枚の画像(マスター画像"Master01.tif"と、比較対象の画像"Captured01.tif")を画面に開きます。
画像を開く

注記:2 枚の画像に写っているオブジェクトは、正確に同じ位置・同じアングルで、かつ同一サイズである必要があります。
  1. "Process"(処理)メニューの"Operations"(演算)コマンドを実行し、"Image Operations"(画像演算)ダイアログボックスを表示します。
  1. "1st Operand"(第1オペランド)欄で1枚目の画像(ここでは"Master01.tif")を選択します。
  1. "Operation"(演算)欄で"Diff"(差分)を選択します。
  1. "2nd Operand"(第2オペランド)欄で"Image"(画像)を選択し、さらにその下の欄で、2枚目の画像(ここでは"Capture01.tif") を選択します。
画像演算ダイアログ
  1. "Add to result:" (結果に加算)欄は「0」を設定します。
  2. "Put result in:" (結果の出力先)欄で、"New Image"(新規画像へ)を選択します。
  3. "Apply"(適用)ボタンをクリックします。
上記の操作で2枚の画像の差分が抽出されます。
処理後

比較対象の画像"Captured01.tif"に写っているオブジェクトに欠けがあ ることが分かります。
上記の処理のほか、半透明による重ね合わせや、複数のグレイスケール画像をカラー画像 に合成することによる欠陥の視覚化も可能です。