「GPU 駆動デコンボリューションモジュール」
先進のデコンボリューション技術
GPU ベースで高速デコンボリューションを実現
AutoQuant X3 のラインナップに、このたび 「GPU 駆動デコンボリューションモジュール」が加わり、パフォーマンスが大幅に強化されました。
本モジュールをインストールされますと、対応グラフィックスカード*)を組み込んだシステムでグラフィックスプロセッサ (GPU、グラフィックスカードのプロセッサ) の性能を活かした高速処理が可能になります (デコンボリューションの操作方法は従来通りです)。
きわめて高品位の画像処理結果、かつ高精度の定量性を実現する AutoQuant X3 は、全世界の顕微鏡ユーザー様から厚いご信頼を受け、その一方で、操作手順の分かり易さ・直感的で使いやすいユーザーインターフェースにより、初めて使用されたお客様からもご好評をいただいております。
今回、「GPU 駆動デコンボリューションモジュール」 による高速処理が加わったことにより、処理時間を気にすることなく、ご研究の場でデコンボリューションを活用いただける可能性が拡がりました。
*) GPU 駆動デコンボリューションモジュールが対応するのは、nVidia 社製の高性能グラフィックスカード (GeForce, Quadro) のみです。本モジュールは、非対応のグラフィックスカードを組み込んだパソコンでは動作致しませんので、ご注意下さい。
GPUを利用することで処理速度が劇的に向上
<ステップ1> |
初期設定
メモリ確保
数値演算ライブラリ初期化 |
<ステップ2> |
データを GPU へ転送 |
<ステップ3> |
反復処理を実行
推定像を推定 PSF で処理して推定ボケ像を作成
推定ボケ像を元の画像と比較
推定像を更新 (ブラインド法の場合は PSF も更新)
次の反復処理へ進む |
<ステップ4> |
計算結果を GPU から取り出す |
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