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Integration(積算)タブ"Integration"(積算)タブのオプションは、主にソフトウェア積算取 り込みに使用します。積算取り込みでは、ダイアログボックスの"Integration"(積算)タブにあるオプションを使って複数のフレーム を蓄積し、それらの画像の対応するピクセル値を積算ないし平均(アベレージング)することにより、1枚の画像を作成します。通常、ノイズ低減のた めにはアベレージングを、微弱光の画像の輝度値を増加させるためには積算を行ないます。詳細取り込みダイアログ中央部の"Integration"タブをクリックすると、次のタブダイアログが 表示されます。 注 記: "Integration"タブで使用できる項目はカメラの種類・機能 (デジタル/アナログ)、およびドライバーのバージョンによって異なります。以降では主 なオプションを説明していますが、必ずしもお使いのカメラで使用できるとは限りませんのでご了承ください。 · "No Integration"(積算をしない): このオプションを選択すると、取り込み画像の ソフトウェア積算を全く行ないません。 · "Accumulate"(積算する): ソフトによる積算を行なう場合は、このオプ ションを選択した後、その右の"Accumulate Settings"(積 算の設定)ボタンで積算したいフレームの枚数等を設定し ます。 注 記: ノイズ低減の目的には、通常16フレームまでの積算が有効です。これ以上の枚 数を積算しても、得られる結果は僅少です。 · "Accumulate Settings"(積算の設定): ソフトウェア積算を行なう場合は、"Accumulate"オプションを選択してから、このボタンをク リックします。次のダイアログボックスが開きます。 · "Accumulate"(積算枚数): この欄に、積算する画像の枚数を入力します。 · "and divide by"(除数): 除数を指定します。1~255(含む)の整数値が使用できます。"Accumulate"(積算枚数)欄と同じ数値を指定すると、平均化(アベレージング)します。「1」を指定すると、単純累積します。 例えば、5枚の画像を単に積算するときは、"Accumulate"(積算枚数)欄に「5」、"and divide by"欄に「1」と入力します。 あるいは、16枚の画像を積算して平均化(アベレージング)する時は、"Accumulate"欄に「16」、"and divide by"欄に「16」と入力します。 · "Sequential Integration"(シーケンスとして積算): デジタルカメラでは、このオプションを選択すると、積算結果の画像をシーケンスファ イルとして取りこめます(つまり、各フレーム毎に積算取り込みを行な い、全フレームを1つのシーケンスファイルにまとめます)。このオプションを使用する場合、露光時間は フレーム毎に変化します。一定の増分で露光時間を増やしながら取り込む積算取り込み("Regular Intervals")と、任意の露光時間での積算取り込み("Irregular Intervals")が可能です。取り込みの設定を行なうには、"Sequential Integration"オプションを選択してから、右の"Sequential Settings"ボタンをクリックします。 · "Sequential Settings"(シーケンス積算の設定): デジタルカメラで、露光時間がそれぞれ異なる 連続画像をシーケンスとして取り込む場合は、"Sequential Integration"を選択してからこのボタンをクリックして、取 り込み露光時間の設定を行ないます。このボタンをクリックすると、次のダイアログが表示されます。 · "Regular Intervals"(規則的な増分の露光時間): 一定の増分で露光時間を延長しながら取り込んだ連続画像をシーケンスとし て取り込みたい場合は、このオプションを選択し、以下の設定を行なって下さい(露光時間のみが変化し、取り込み時間間隔は一定になります)。 · "# of Images"(画像枚数): 積算する画像の枚数を入力して下さい。 · "Total Time"(合計時間): 積算の合計時間を"Minutes"(分)欄と"Seconds" (秒)欄で指定して下さい。 上記の設定に基づいて露光時間の増分が算出さ れ、"Interval Time"(増分)欄に表示されます。 · "Irregular Intervals"(任意の増分の露光時間): 任意の増分の露光時間で積算した画像を取り込 みたいときは、このオプションを選択します。最大10枚まで積算できます。 · "Name"(名前): この欄をクリックすると、あらかじめ設定済み の露光時間データセットの名前("<Fluorescence 1>", "Western Chemi 1>"等)が表示されます(これらのセットの設定値は、削除も変更もでき ません)。いずれかのデータセットを選択して下さい(データセット名を選択すると、下のセルに設定 値が表示されます)。 設定済みのデータセットを使用するのでなく、 データセットを新規定義して使用したい場合は、まず始めにこの"Name"欄に新規データセット名をタイプしてから、下 のセルに露光時間を入力し、最後に"Add"(追加)ボタンをクリックして下さい。新規定義して作 成したデータセットの設定値は、後で変更できます。 · "Add"(追加): 露光時間のデータセットを新規定義するときに 使用します(上記"Name"の説明を参照)。 · "Delete"(削除): "Name"欄で選択中のデータセットを削除します。 · "Update"(並べ替え): セルに露光時間を入力した後でこのボタンをク リックすると、露光時間を長い順に並べ替えます。 · "Dynamic Integration"(ダイナミック積算): このオプションを使用すると、積算の方法を細 かく指定することができます。 · "Auto-Exposure"(自動露光): このオプションを選択すると、画像内のピクセ ルが飽和した時点(完全に白くなった時点)で、自動的に積算を停止して画像を取り込みま す。また、"Set Black Level"(黒レベルを設定)ボタンで黒レベルを設定してある場合、取り込 んだ画像から黒レベ ルの値を減算します。 この機能を使用するためには、最初に"Dynamic Integration"オプションと"Auto-Exposure"オプションを選択してから、"Snap"ボタンをクリックします。すると積算が開始さ れ、画像内のピクセルが飽和し始めた時点(完全に白くなった時点)で、自動的に積算を停止します。飽和のレベル によって、停止した時点の画像、ないしその1枚前の画像が取り込み画像となります(黒レベルを設定している場合、黒レベルの値を 減算した画像が取り込み画像となります)。 · "Set Black Level"(黒レ ベルを設定): このボタンで、黒レベルを指定します。黒レベ ルとは、"Dynamic Integration"(ダイナミック積算)の使用時に、積算した画像のダイナミックレン ジを広げるために取り込み画像から減算されるオフセット値です。黒レベルの設定が不適切な場合、ダイナミック積算の実行中に、画像内の暗い領域が明るく なってしまいます。"Set Black Level"欄で指定した値が、取り込み画像から減算され ます。 黒レベルを設定するには、レンズに覆いを付け るなどして光源を完全に遮断した後、"Set Black Level"をクリックし、"Auto set"(自動設定)ボタンをクリックします。これにより、黒レベ ルが検出され、"Current Black Level"欄に表示されます。 手動で黒レベルを指定するには、数値を直接"Current Black Level"(現在の黒レベル)欄に入力して下さい。 · "Total Time Exposure"(合計時間露光): このオプションを選択すると、露光の合計時間 と積算枚数を指定して積算を行なうことができます。また、取り込んだ結果はシーケンス画像になります。取り込み画像の評価や 利用に便利です。 この機能を使用するには、"Dynamic Integration"オプションと"Total Time Exposure"オプションを選択した後、"Total Time Settings"(合計時間設定)ボタンをクリックして、以下の設定を行ないま す。 · "# of Images"(画像の枚数): 積算する画像の枚数を指定します。 · "Total Time"(合計時間): 積算の合計時間を指定します。 例えば、取り込み・積算開始5秒後、10秒後、15秒後、20秒後、25秒後の計5回取り込みたいときは、"# of Images"欄に「5」、"Total Time"の"Seconds"欄に「25」と入力します。入力した値に従って、画像毎 の取り込み時間間隔が表示され、"Interval Time"欄に表示されます。最後に"OK"をクリックします。 "Snap"ボタンをクリックすると、指定した積算時間を
枚数で取り込みが実行されます |
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