Preview（プレビュー）タブ（アナログビデオの場合）

このタブには、ライブプレビュー画像（カメラからのスルー画像）の表示形式、サイズおよびリフレッシュレートを設定するオプションがあります。また、ワークスペースプレビュー機能を利用すると、リアルタイムでの計測や輝度調整が可能になります。

注記： "Preview"タブは、"Video/Digital Capture"（ビデオ/デジタル）コマンドを実行したときに表示されます。

·        "Preview on second monitor"（補助モニタでプレビューする）：このオプションを選択すると、デュアルモニタモード（ビデオを第２のモニタへ送出）になります。取り込みハードウェアがデュアルモニタモードをサポートしている場合のみ、選択して下さい。非選択にすると、ソフトウェアパススルーモード（ビデオをパソコンのモニタへ送出）になります。このオプションは、取り込みハードウェアをシングルモニタ用に設定しているときは表示されません。

·        "Zoom"（ズーム）：ライブプレビュー画像の拡大・縮小率を指定します。「+」ボタンで拡大、「-」ボタンで縮小します。｢0｣ボタンをクリックすると、標準のサイズにリセットされます。

プレビュー画像はほぼリアルタイムですが、使用ハードウェアの性能と下記の"Refresh Rate"（リフレッシュレート）の設定値によって制約を受けます。プレビュー画像は小さいサイズに設定した方がレスポンスが良くなります。

注記： "Zoom"オプションは、ソフトウェアパススルーの場合のみ使用できます。ハードウェアパススルーでは使用できません。

·        "Refresh Rate"（リフレッシュレート）：画像を再描画する時間間隔(ライブプレビューのフレームレート)を（1/1000秒単位で）指定できます。

注記： パソコンおよび取り込みハードウェアの性能により、指定された通りのフレームレートでライブ表示できないことがあります。また、下の"Workspace Preview"オプションを選択するとフレームレートが低下します。

·        "Workspace Preview"（ワークスペース プレビュー）：このオプションを使用すると、ライブプレビュー表示がソフトウェアによる擬似ライブ表示になります。このため、ライブプレビュー画像をリアルタイムで測定したり、BCGつまみを使用して、ライブ画像の輝度調整をリアルタイムで行なうことができます。この機能を利用すると、取り込み画像の輝度を調節しながら画像を取り込むことができます。

ワークスペースプレビューモードで画像を取り込むには、下の"Keep Preview Image"オプションを選択した状態で、ライブプレビューを停止します。停止した時点の画像が取り込み画像となります。例えば、"Start Preview"をクリックしてワークスペースプレビューを開始してから、"Measure"(測定)メニューの"Histogram"(ヒストグラム)コマンドで輝度ヒストグラムを表示し、ヒストグラムで輝度の変化を見ながら顕微鏡の光源を調節し、最適の輝度となった時点で"Stop Preview"をクリックしてプレビューを停止すれば、最適の輝度条件で画像を取り込めます。

·        "Keep Preview Image"（プレビュー画像を保持する）： このオプションは、上の"Workspace Preview"を選択すると表示されます。"Keep Preview Image"を選択すると、"Stop Preview"（プレビュー停止）ボタンを押したときに、輝度調整等の処理を適用したライブプレビュー画像がそのまま取り込み画像として残ります。

注記：ワークスペースプレビューを使用すると、ライブプレビューのフレームレートは低下します。

ライブプレビューウィンドウの半透明オプション

"Start Preview"(プレビュー開始)ボタンをクリックしてライブプレビューウィンドウを表示した後、同ウィンドウ内を右クリックするとコンテキストメニューが表示され、ライブプレビューの"Transparency"(透明度)を設定できます。設定できる透明度オプションは、"Off"(不透明)と、"10%"、"20%"、"30%"、"40%"、"50%"です。

この機能を利用すると、あらかじめ"Snap"(取込み)ボタンで取り込んだ画像とライブプレビュー画像を重ね合わせて比較できるので、位置合わせや変化の観察に便利です。