カーネル・ファイル（拡張子が".?x?"のファイル）

カーネル・ファイルとは、コンボリューション・フィルタリング処理で使用する係数を記録するファイルです。Image-Proには、あらかじめ定義済みのカーネル・ファイル が多数付属しています。下に示すようなカーネル・ファイルを作成して、独自のフィルターを開発することが可能です。カーネルファイルの作成には、"Filters"（フィルター）コマンドからフィルターカーネルエディタを起動するか、あるいはASCIIファイル・エディターを使用します。カーネル・ファイルには5行のヘッダーがあり、それに続いてカーネル自体が記述されます。

カーネル・ファイルには必ず次の情報を入れなければなりません。

line1: # Image Pro Plus Kernel
line2: Name（ここにカーネルの名前をタイプして下さい）
line3: Size X X
line4: Offset X X
line5: Data
line6:（カーネルの係数、第1行目）
line7:（カーネルの係数、第2行目）

.但し、上で

Size X X はカーネル配列のサイズを定義する
Offset X X は置き換えるピクセルの位置を定義する
以下に、カーネルファイルの例を2つ示します。
# Image Pro Plus Kernel
Name HiPass3x3
Size 3 3
Offset 1 1
Data
-1 -1 -1
-1 9 -1
-1 -1 -1

# Image Pro Plus Kernel
Name HorzEdge7x7
Size 7 7
Offset 3 3
Data
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
-1 -1 -1 -1 -1 -1 -1
0 0 0 0 0 0 0
1 1 1 1 1 1 1
1 1 1 1 1 1 1
1 1 1 1 1 1 1