サポート

Image-Pro
  操作手順書

サポートImage-Pro plus 操作手順書

Flat (Generic) File Descriptorで定義ファイルを作成する手順

1. 定義ファイルを作成する"Flat (Generic) File Descriptor"ダイアログボックスを開く。"Flat (Generic) File Descriptor"ダイアログボックスは、Image-Pro Plus"File"メニューの"Open"(開く) コマンドまたは"Save As"(名前をつけて保存) コマンドのダイアログボックスに表示される、"Options"(オプション)ボタンをクリックすると表示されます。

注記:"Options"ボタンが表示されるのは、"Open""Save As"のダイアログボックスにある「ファイルの種類」欄で"Flat(FLF)"を選択したときと、浮動小数点形式の画像を保存しようとしたときです。

"Options"(オプション)ボタンをクリックすると、"Flat (Generic) File Descriptor"ダイアログボックスが表示されます。

images\ebx_-1027874933.gif

2. "File Format"(ファイル形式)欄でファイルフォーマットの名前を指定する。

これから定義するフォーマットの名前(任意の名前)を入力します。

3. "File Extension"(ファイル拡張子)欄でファイルフォーマットの拡張子を指定します。

これから定義するフォーマットの拡張子を入力します。

注記:ファイルフォーマットを新規定義するときは、".FLF"以外の拡張子を指定して下さい。".FLF"を指定すると正しく動作しないことがあります。また、新規フォーマットに付ける拡張子がWindowsの標準拡張子と重複しないようにして下さい。

4. "Descriptor"(定義ファイル)欄で、ファイルフォーマットの保存先となる定義ファイルを指定する。この欄に表示されている定義ファイルが、現在使用可能な定義ファイルです。既存の定義ファイルを選択するときは、そのファイル名をこの欄に表示させます。"Browse"(参照)ボタンをクリックして定義ファイルを選択して下さい。

注記:定義ファイルは、拡張子が".DES"Image-Pro Plusのアプリケーションフォルダ(通常はC:\IPWIN51J)に入れておく必要があります。デフォルトの定義ファイルはImage-Pro Plusのアプリケーションフォルダにある"Iffflat.des"ファイルです。

5. "Define New" (新規定義)ボタンをクリックして、フォーマットを定義する。ボタンをクリックすると"Flat (Generic) File Descriptor"ダイアログボックスの下部が拡張され、フォーマットを細かく定義するオプションが表示されます。

images\ebx_1524837206.gif

"Image Class" (データ形式):この欄で、定義するフラットファイルのデータ形式を選択します。選択できるのは以下の形式です。

"Bilevel"2値画像)
"Gray"(グレイスケール)
"Palette"(パレット)
"RGB"(フルカラー)

注記:Image-Pro Plusのバージョン4以降は2値画像をサポートしていませんので、2値画像は自動的にグレイスケール形式に変換されてImage-Pro Plus読み込まれます。

"Bits/Sample" (ビット/サンプル):グレイスケール画像の場合、この欄でピクセル当たりのビット数(8, 12, 16, 32)を指定します。

"Format (Byte Order)" [バイトの順序]CPUの種類に応じて、最下位ビット(LSB)と最上位ビット(MSB)の順序をスワップします。

Intel (LSB first) Intel (LSB先頭)
Motorola (MSB first) Motorola (MSB先頭)

"Width"(像の幅):この欄には、デフォルトで"Width"が表示されています。この欄で下記のいずれかを選択し、それを下の"Equal to:"(固定値)または"Find value at offset: ... in ... bytes." 取得先のバイトオフセット......バイト値)の欄の設定値を組み合わせて定義します。

"Width"(画像の幅)
"Height"(画像の高さ)
"Header Size"(ヘッダーサイズ)
"Bit Offset"(ビットオフセット)
"Palette Offset"(パレットへのオフセット)

定義の例:

"Width""Equal to:""256" (画像の幅を「256」ピクセルに定義)

"Height""Find value at offset:""12""in""2""bytes."(画像の高さを、バイトオフセット「12」にある「2」バイト長のデータから取得する)

"Total bytes in one line equal to:"(ライン当りバイト数):この欄で、画像の1ラインに含まれるバイト数を指定します。設定値は、通常はデフォルトで表示されるものを選択すれば問題ありませんが、バイトの境界合わせ(byte alignment)等が必要な場合は、欄の中から適切なものを選択して下さい。

6. フラットファイルの定義が完了したら、"Save" (保存)ボタンをクリックして設定値を定義ファイル(Descriptor)に保存する。"Save"ボタンを使用すると、新規定義ファイルに保存されます。既存の定義ファイル("Iffflat.des"など)に追記するときは、"Append"(アペンド)ボタンをクリックします。定義ファイルには".DES"の拡張子が付きます。

7. "OK"ボタンをクリックし、"Flat (Generic) File Descriptor"ダイアログボックスを閉じ、Image-Pro Plusをいったん終了する。"OK"をクリックしてから、Image-Pro Plusを終了します。これで定義ファイルがImage-Pro Plusに登録され、使用可能になります。

この後、Image-Pro Plusを再起動すると、上で定義したファイルフォーマット名が、画像を開く、ないし保存するときに"Open File"(ファイルを開く)ダイアログボックスないし"Save As"(名前をつけて保存)ダイアログボックスに表示されるようになり、そのフォーマットを選択して画像を読み書きすることが可能になります。