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Scan(スキャン)コマンド"Scan"(スキャン)コマンド(またはツールバーのボタン)を使用すると、"TWAIN"規格対応型のスキャナーを使用されている場合に、スキャナーで画像をスキャンして直接Image-Proへ取り込むことができます。 注記: Image-Proでは、TWAINドライバで画像取り込みを行なうスキャナーの他に、TWAINドライバで動作する画像取り込みボードやデジタルカメラ等を、全て"Scan"(スキャン)コマンドおよび"Select Scanner"(スキャナーの選択)コマンドでサポートします。そのようなTWAIN機器の場合も、下記の操作手順に準じます。 "Scan"コマンドは、"Select Scanner"(スキャナーの選択)コマンドでTWAIN対応のドライバを選択した後で使用します。 "Scan"(スキャン)コマンドを実行するとスキャナーのドライバが起動しますので、そこでスキャナーの設定を行ない、スキャンを実行して下さい。 TWAINドライバの画面でマージンを調整すれば画像の一部分のみをスキャンできるほか、様々なスキャン方法の選択、画質レベルの設定が行なえます。 スキャナーの操作や設定方法については、スキャナーのマニュアルをご覧下さい。スキャンが終了すると、取り込んだ画像がImage-Proの新規ウィンドウに表示されます。 重要:スキャナーで原稿をスキャンするときは、画像のサイズならびに必要なメモリ・サイズに注意して下さい。例えば、8インチ×11インチ(203×279mm、A4相当)の原稿を400dot/インチのフルカラーで読み込む場合、画像は3200dot×4400dot=14,080kbyteとなり、必要なメモリは(フルカラーなので)その3倍の42,240kbyteになります。スキャンを実行する前に、Image-Proの画面下(ステータスバー)に表示されている空きメモリの量が、スキャン後の画像のデータサイズ(TWAINの画面に表示されます。スキャナーの説明書をご参照下さい)よりも充分大きいことを、常に確認するようにして下さい。 また、Image-Proで読み込みが可能な画像の最大サイズは64000×64000ピクセルです(パソコンのメモリに依存します)。最大サイズを越えないように注意して下さい。 一般的な操作手順 スキャンの基本手順は以下の通りです。 1. "Acquire"(取り込み)メニューの"Select Scanner"(スキャナーの選択)コマンドで、使用スキャナー(のドライバ)を選択する。 通常の場合、この手順は最初に1回行なえば十分で、取り込みの度に繰り返す必要はありません。 2. "Scan"コマンドでスキャンの初期化を行なう。"Scan"コマンドを実行すると、スキャナー使用するために、Image-Proは"TWAIN"インターフェースに制御を渡します。 3. スキャン操作を行なう。操作方法については、スキャナーのマニュアルをご覧下さい。スキャンが終了すると、取り込んだ画像が新規ウィンドウに表示されます。 注記: · "Scan"コマンドを実行する前に、"Select Scanner"コマンドで選択したスキャナードライバが、パソコンに実際に接続されているスキャナーのドライバかどうかを確認して下さい。 · 複数枚の画像を連続取り込みするときは、"Scan
Options"(スキャンのオプション)
の"Close
TWAIN Source after scan"(スキャン後にTWAINを閉じる)オプションを非選択にしておくと便利です。 スキャンのオプション スキャン操作で使用可能なオプションは、一般に次のようなものです。オプションの実際の名称や機能は、使用スキャナーによって異なっています。詳しくはスキャナーのマニュアルをご覧下さい。 · "DPI"(ドット/インチ):スキャナーの画像取り込み時の解像度を示します。マージンを調整して、DPIでスキャンする画像のサイズを決めます。例えば、100dpiで3インチ×4インチの原稿を読み込むと、画像は300×400ピクセルとなります。使用できるDPIはスキャナーによって異なります。 注記:画像をスキャンした後、空間較正は、スキャンされた画像のDPIを反映するために設定されます。 · "Gamma Correction"(ガンマ補正):スキャナーによっては、各種のモニターやプリンターに合わせて画質を補正する画質補正テーブルを使用できます。この設定を調整することで、よりよい画像を得ることができます。 · "Threshold"(閾値、スレショルド):ここでは、画像全体(様々なグレイレベルやカラーレベルを持つ画像)を2値画像(2トーン、白黒)としてスキャンする時のカットオフポイント(切り落とす程度)を設定します。閾値を高い値に設定すると、画像の白い部分が広くなり、低い値に設定すると、黒い部分が大きくなります。"Halftone Type"の項を参照してください。 注記: Image-Proバージョン4.0以降は、2値画像形式(Bilevel)をサポートしていません。2値画像をスキャナーからImage-Proに取り込むと、自動的に8ビットグレイスケール形式に変換されます。 · "Brightness"(輝度):この設定は、スキャンされた画像の輝度をコントロールします。"Contrast Enhancement"(コントラスト強調)コマンドのBCGつまみに類似していますが、こちらはハードウェアレベルでの適用となります。 · "Monocrome/Color"(モノクローム/カラー):このオプションは、カラースキャナー使用時に使用可能となります。このオプションは、スキャン画像のビット形式と画像データ形式を決めます。"Bits per Channel"の項を参照してください。 · "Bits per Channel"(ビット/チャンネル、ビット深度):ここでスキャン画像データ形式を決めます。例えば、1ビット/色成分の白黒画像は2値化画像に、8ビット/色成分の白黒画像は256グレイスケール画像に、8ビット/色成分のカラー画像は24ビットフルカラー画像になります。また、1ビット(バイナリー)カラー画像は、8色のツールバーと同じデータ形式の画像となり、適切な中間調を使用すればカラー新聞と同等になります。 · "Halftone Type"(中間調タイプ、ディザパターン):このオプションは、"Bits per Channel"がバイナリー(1)に設定されている時に選択可能となります。使用できる中間調パターンのタイプは、スキャナーによって決まります。通常、"Threshold"(閾値)の設定が中間調のドット密度に影響します。 · "Black/White Reverse"(白黒反転):このオプションでは、スキャン時に画像の白黒を反転します。得られる画像は、"Enhance"(強調)メニューの"Invert Image"(画像を反転する)コマンドまたは"Process"(処理)メニューの"Operations"(演算)コマンドのNOT(論理否定)演算を適用した画像と同じになります。 · "Margins"(マージン):このオプションを使用すると、画像の一部分のみをスキャンできます。これはスキャンしたい画像の周囲の余白や、不要な文章等を取り除くのに便利です。 · "Preview"(プレビュー):このオプションを使用すると、スキャン範囲を指定する時に画像をプレビューすることができます。 · "Width/Height"(幅/高さ):スキャン時の画像の幅および高さは、モニターのスクリーン上での縦横サイズに反映されるとは限らないことに注意してください。スクリーンサイズに影響する要因としては、スキャン解像度(ドット/インチ)、パソコンの画面表示の解像度(解像度が低いほど画像は大きくなります)およびモニターの実サイズがあります。 |
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