Running Average（移動平均を取る）コマンド

このコマンドを実行すると、各フレームがｎ枚のフレームの平均値となるような新規シーケンスを作成します。["n"は下記の"Frames"（フレーム数）欄で指定されます。]

例えば、フレーム４枚から成るシーケンス内で、"n=2"の場合[かつ"Drop Incomplete Frames"（不完全なフレームを除外）オプションが選択されていない場合]、"Running Average"で作成されたシーケンスの最初のフレームは、1番目のフレームとそのフレーム自体との平均となります。2番目のフレームは１番目のフレームと２番目のフレームとの平均、3番目のフレームは2番目のフレームと3番目のフレームとの平均となります。

注記： 上記の例の場合、平均化で作成される最初のフレームは、元のフレームをそれ自体と平均化したものになり、従って不完全な平均化を行なったことになります。このような不完全なフレームを除外するには、下記の"Drop Incomplete Frames"（不完全なフレームを除外）オプションを使用します。

• "Drop Incomplete Frames"（不完全なフレームを除外）：このオプションを選択すると、"Running Average"の処理で平均化されないフレームや空白のフレームを取り除くことができます。このオプションをチェックしておくと、完全に平均化できないフレームを削除するため、結果として作成される新規シーケンスは元のシーケンスよりフレーム数が少なくなります。
• "Frames"（フレーム数）："Running Average"で使用するフレーム数を指定します。
  
  上で指定した処理をシーケンスに適用するには"OK"ボタンをクリックします。適用しない場合は"Cancel"（取り消し）ボタンをクリックします。