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サポートImage-Pro plus 操作手順書測定キャリパーコマンド

Measurements (測定)タブ

このタブには、検出されたマーカーから得られた測定結果が表示されます。

エッジディテクタを作成した直後の状態では、このタブには何も表示されません。測定値を表示するには、"Measurements"(測定)ボタンをクリックして、測定内容を指定し、測定を実行する必要があります。

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測定が設定されると測定値を表示し、表の下部には統計データが表示されます。一例として各コラムには次のようなデータが表示されます。

  • "A.x"  エッジディテクタAマーカーのX位置
  • "A.y"  エッジディテクタAマーカーのY位置
  • "A"  サンプリングツールの始点からサンプリング上のマーカーまでの距離
  • "A-A"隣り合った2つの同じマーカー間の距離
  • "A-B"エッジディテクタAマーカーとBマーカー間の距離

統計データとしては次の項目が表示されます。

  • "Min"(最小値)
  • "Max"(最大値)
  • "Mean"(平均値)
  • "StdDev"(標準偏差)
  • "Samples"(サンプル数)
  • "Sum"(合計)

"Measurements"(測定)タブに測定値を表示するには、"Measurements"(測定)ボタンをクリックして"Measurements"(測定値)ダイアログボックスを開き、測定の設定と実行を行ないます。

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"Add"(追加):最初にこのボタンをクリックしてから、現在選択中のエッジディテクタに関する測定内容を"Type"(種類)欄で選択します。

"Caliper"(キャリパー)ダイアログボックスボックス左側の"Edge Detectors"(エッジディテクタ)欄にエッジディテクタが表示されていない場合は、選択も追加もできません。この場合は、"Measurements"(測定)ボタンをクリックする前に"New"(新規)ボタンをクリックして、エッジディテクタの設定を行なって下さい。

"Delete"(削除):"Add"ボタンで設定した測定項目を削除するには、測定項目を選択してから、この"Delete"(削除)ボタンをクリックします。

"Type"(種類):この欄のオプションで、測定内容を指定することができます適切なオプションを選択してください。

"Type"欄では、次の5つの測定を実行できます。

  • "X-Position"(X座標):マーカーのX座標を測定します。値は画像の座標です。
  • "Y-Position"(Y座標):マーカーのY座標を測定します。値は画像の座標です。
  • "Distance from sampler's origin"(サンプリングツールの始点からの距離):サンプリングツールの始点からマーカーまでの距離を測定します。
  • "Distance between markers of an edge detector"(同種マーカーの間隔):2つの隣接する同種のマーカー間の間隔(A-AB-Bなど)を測定します。この測定は、例えばギアの歯から歯までのピッチの誤差を見つけ出すのに役立ちます。
  • "Distances between markers of two edge detectors"(2種のエッジディテクタ・マーカーの間隔)は、2つの異なるエッジディテクタのマーカー間隔(A-BB-AA-Cなど)を測定します。この値は常に正の値となります。言い換えると、A-BAからB)の測定は、Aマーカーの後にあるBマーカーまでの距離を測定します。この種の測定は、バーコードにあるバーやスペースを見つけ出すのに役立ちます。例えばA-Bは、バーを測定するために、B-Aはバーからバーまでのスペースを測定するために使用することができます。

"OK":このボタンをクリックすると、選択した測定を実行し、"Measurements"(測定)タブに測定値を表示します。

"Cancel"(取り消し): 測定を取り消して"Measurements"(測定)タブに戻ります。