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Operations(演算)コマンドのオプション"Image Operations"(画像演算)ダイアログボックスには以下のオプションがあります。 ●"First Operand"(第1オペランド):現在画面に開いている画像の一覧がここに表示されます。その中から、演算の対象となる画像を指定して下さい。 ●"Operation"(演算):この欄で、実行したい演算の種類(演算子)を選択して下さい。 注記: 演算子を"Operation"欄で指定する代わりに、ダイアログボックス下部の電卓ボタン([+], [-], [x]...)で指定することもできます。 ●"AND":この演算を選択すると、"First Operand"(第1オペランド)と"2nd Operand"(第2オペランド)との間で論理積(AND)演算を実行できます。両方のオペランドでいずれも「1」であるビット値のみが、演算結果で「1」となります。 ●"OR":この演算を選択すると、"First Operand"(第1オペランド)と"2nd Operand"(第2オペランド)との間で論理和(OR)演算を実行できます。どちらか一方のオペランドで「1」であるビット値が、演算結果で「1」となります。 ●"XOR":この演算を選択すると、"First Operand"(第1オペランド)と"2nd Operand"(第2オペランド)との間で排他的論理和(XOR)演算を実行できます。ビット値が一方のオペランドでは「1」、他方のオペランドでは「0」である場合のみ、そのビットは演算結果で「1」となります。ビット値が両方のオペランドで「1」であるか、または両方で「0」の場合、そのビットは演算結果で「0」になります。 ●"NAND":この演算を選択すると、"First Operand"(第1オペランド)と"2nd Operand"(第2オペランド)との間で否定論理積(NAND)演算を実行できます。NANDの結果は、AND演算の結果と相補の関係になります。ビット値が両方または一方のオペランドで「0」の場合、そのビット値は演算結果では「1」になります。 ●"NOR":この演算を選択すると、"First Operand"(第1オペランド)と"2nd Operand"(第2オペランド)との間で否定論理和(NOR)演算を実行できます。NORの結果は、OR演算の結果と相補の関係になります。ビット値が両方のオペランドで「0」の場合、そのビットは演算結果で「1」になります。 ●"NOT":この演算を選択すると、"First Operand"(第1オペランド)の画像のビット値に対して論理否定(NOT)演算を実行できます。画像で「0」になっているビット値が、演算結果では全て「1」になります。画像のピクセルを反転させて、「ネガ」効果を出したい場合に使用して下さい。 注記: "NOT"演算の結果は、"Enhance"(強調)メニューの"Invert Image"(画像を反転する) コマンドを画像に適用した場合と同じです。 ●"Add"(加算):この演算を選択すると、"2nd Operand"(第2オペランド)を"First Operand"(第1オペランド)の画像に加算できます。計算の結果、あるピクセルの輝度値が画像の輝度スケールからはみ出た場合は、最大/最小許容値に収まるように、はみ出た分を切り捨てます。 注記: 数値の切り捨てを防ぐには、オペランドとして浮動小数点形式の画像を使用します。 "Add to result"(結果に加算)の値を設定している場合は、結果値が出力先に書き込まれる前に"Add to result"の値が加算されます。 ●"Subtract"(減算):この演算を選択すると、"2nd Operand"(第2オペランド)を"First Operand"(第1オペランド)の画像から減算できます。計算の結果、あるピクセルの輝度値が画像の輝度スケールからはみ出た場合は、最大/最小許容値に収まるように、はみ出た分を切り捨てます。 注記: 数値の切り捨てを防ぐには、オペランドとして浮動小数点形式の画像を使用します。 "Add to result"(結果に加算)の値を設定している場合は、結果値が出力先に書き込まれる前に"Add to result"の値が加算されます。 ●"Diff. (absolute)"[差分(絶対)]:この演算を選択すると、"2nd Operand"(第2オペランド)と"First Operand"(第1オペランド)の画像との差の絶対値を得ることができます。計算の結果、あるピクセルの輝度値が画像の輝度スケールからはみ出た場合は、最大/最小許容値に収まるように、はみ出た分を切り捨てます。 注記: 数値の切り捨てを防ぐには、オペランドとして浮動小数点形式の画像を使用します。 "Add to result"(結果に加算)の値を設定している場合は、結果値が出力先に書き込まれる前に"Add to result"の値が加算されます。 ●"Multiply"(乗算):この演算を選択すると、"First Operand"(第1オペランド)の画像を"2nd Operand"(第2オペランド)で乗算します。 "Scaling factor"(スケーリング係数)の値を指定している場合、結果値が出力先に書き込まれる前に"Scaling factor"の値が乗算されます。 ●"Divide"(除算):この演算を選択すると、"First Operand"(第1オペランド)の画像を"2nd Operand"(第2オペランド)で除算します。 "Scaling factor"(スケーリング係数)の値を指定している場合、結果値が出力先に書き込まれる前に"Scaling factor"の値が乗算されます。 ●"Average"(平均):この演算を選択すると、各ピクセルを2つのオペランド間の平均値で置き換えることができます。 ●"Logarithm"(対数):この演算を選択すると、各ピクセル値をその対数で置き換えることができます。0以下のピクセル値は無効です。 ●"Square Root"(平方根 ):この演算を選択すると、各ピクセル値をその平方根で置き換えることができます。0以下のピクセル値では無効です。 ●"Square"(2乗):この演算を選択すると、各ピクセル値を2乗で置き換えることができます。 ●"Invert"(逆数):この演算を選択すると各ピクセル値をその逆数(1/ピクセル値)で置き換えることができます。 "2nd Operand: Scaling factor"(第2オペランド:スケーリング係数)欄には、スケーリング係数を入力します。新しいピクセル値=スケーリング係数/元のピクセル値です。ピクセル値0は無効です。 ●"Power" (べき乗):この演算を選択すると、各ピクセルの値(X)を、そのY乗の値で置き換えることができます。Yは正の値に限定されます。0未満のピクセル値は、Yが1未満の場合は無効です。 ●"Set"(設定):この演算を選択すると、各ピクセルの値を指定された数値で置き換えるか、あるいは"2nd Operand"(第2オペランド)の画像内の対応するピクセル値で置き換えます。 ●"Exponential"(指数):この演算を選択すると、各ピクセルの値をその指数で置き換えることができます。 ●"Maximum"(最大値):この演算を選択すると、各ピクセルを2つのオペランド間の最大値で置き換えることができます。 ●"Minimum"(最小値):この演算を選択すると、各ピクセルを2つのオペランド間の最小値で置き換えることができます。 ●"Accumulate"(累積):この演算を選択すると、2つの画像のピクセルの和で、各々のピクセルを置き換えます。"2nd Operand"(第2オペランド)の画像の値は、書き込み先の画像と加算されるまでの間は、書き込み先の画像に合わせてスケーリングされません。 "Add to result"(結果に加算)の値を設定している場合は、結果値が出力先に書き込まれる前に"Add to result"の値が加算されます。 注記:"2nd Operand"(第2オペランド)として"Number"(数値)を指定した場合、"Accumulate"は使用できません。 ●"Second Operand"(第2オペランド):この欄で、"1st Operand"(第1オペランド)と演算される相手(画像または数値)を指定します。 ●"Image"(画像):"1st Operand"(第1オペランド)の画像と画像との間で画像間演算を行なうときは、このオプションを選択し、すぐ下の欄から相手の画像を選択して下さい。ここで指定する画像は、必ず現時点でImage-Pro Plus上に開かれている画像でなければなりません。たとえディスクに入っている画像でも、Image-Pro Plus上で開かれていないものは選択できません。また、演算相手となる"2nd Operand"(第2オペランド)の画像が、"1st Operand"の画像と同一データ形式の画像である必要はありません。 ●"Number"(数値):演算に定数を使用したい場合は、このオプションを選択して下さい。論理演算を選択した場合は、「0」から「255」までの数を入力できます。算術演算を選択した場合は、負の数や小数を含むあらゆる数値を指定できます。科学的表記法も使用できます。 注記: "2nd Operand"(第2オペランド)として"Number" (数値)を指定した場合、"Accumulate"演算は使用できません。 8ビット画像にAND演算を行なって有効ビット数を減らす場合は、次の数値を使用して下さい。
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