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マクロをトレースモードで実行する

マクロをトレースモードで実行すると、デバッグに役立ちます。トレースモードではマクロをステップ実行できるため、各コマンドの効果を見ることができます。それにより、マクロの不具合の原因となっている文をすばやく発見できます。

トレースモードを指定するには、"Macro"(マクロ)コマンドの"Run in trace mode"(トレースモードで実行する)オプションを選択します("Macro"コマンドの「"Macro"(マクロ)コマンドのオプション 」の項目を参照して下さい)。この状態でマクロを実行すると、マクロエディタが起動し、実行したマクロの最初のマクロ文(マクロ名を定義した行)がハイライトされます。マクロエディタの"Debug"(デバック)メニューにある"Step Into"(ステップ イン)コマンド、"Step Over"(ステップ オーバー)コマンド、"Step Out"(ステップ アウト)コマンド、"Step to Cursor"(カーソル行の前まで実行)コマンド、またはそれらに該当するツールボタンをクリックすると、この行が実行されます。

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マクロエディタを使用すると、マクロを1行ずつステップ実行、またはマクロの一部分だけをステップ実行して残りを自動的に実行(または終了)できます。また、トレースモードでは、シンボルの値(すなわち変数または定数)を"Immediate"(イミディエイト)ウィンドウまたは"Watch"(ウォッチ)ウィンドウに表示できます(詳しくは、"Edit Macro"(マクロ編集)コマンド の「マクロエディタウィンドウのオプション」の項目を参照して下さい)

トレースモードでは、マクロエディタ内の次のコマンドまたはボタンを使用します。

 

"Step Into"(ステップ イン)コマンドまたはボタン:

現在の行を実行します。もし現在の行がサブルーチンまたは関数の場合、そのサブルーチンまたはその関数の1行目で停止します。(もしマクロがアクティブでない場合は、マクロを開始します。)

ホット キー: [F8]

"Step Over"(ステップ オーバー)コマンドまたはボタン:

次の行まで実行します。もし現在の行がサブルーチンまたは関数の場合、そのサブルーチンまたはその関数を最後まで実行します。(もしマクロがアクティブでない場合は、マクロを開始します。)

ホット キー: [Shift]+[F8]

"Step Out"(ステップ アウト) コマンドまたはボタン:

現在のサブルーチンまたは関数を最後まで実行します。

ホット キー: [Ctrl]+[F8]

"Step to Cursor"(カーソル行の前まで実行)コマンド:

カーソル行の前まで実行します。

ホット キー: [F7]

 

例:

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この場合、

   "Step Into"(ステップ イン)コマンドまたはボタンを使用すると、"Function Multiply..."の行にハイライトが移動します。

   "Step Over"(ステップ オーバー)コマンドまたはボタンでは、"Debug.Print CStr(Z)"の行にハイライトが移動します。

   "Step Out"(ステップ アウト) コマンドまたはボタンでは、サブルーチンTEST01を最後まで実行します。

   "Step to Cursor"(カーソル行の前まで実行)コマンドでは、"Multiply = X * Y"の行にハイライトが移動します。