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サポートImage-Pro plus 操作手順書測定カウント/サイズ

Statistics(統計)

"Statistics"(統計)"Count/Size" ウインドウの"View"(表示)メニューにある"Statistics"(統計)コマンドは、画像内のオブジェクトの測定データに基づく統計データを表示します。この表には、"Select Measurements"(測定項目)コマンドで選択した各測定項目について、"Min"(最小値)"Max"(最大値)"Mean"(平均値)等の情報が表示されます。

"Statistics"コマンドを実行すると、"Statistics"(統計)ウィンドウが開きます

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"Statistics"ウィンドウはタイトルバーをドラッグすることによって移動、枠をドラッグすることによって拡大、縮小できます。また、最下段と右側にあるスクロールボタンでデータをスクロールできます。

実行した各測定について、以下の統計値が表示されます。

  • "Min"(最小値):この行には、指定した各測定項目について最小値が表示されます。最小値が測定されたオブジェクトは、表示された最小値の下に番号("Obj.# ")で示されています。
  • "Max"(最大値):この行には、指定した各測定項目の最大値が表示されます。最大値が測定されたオブジェクトは、表示された最大値の下に番号("Obj.# ")で示されています。
  • "Range"(レンジ):この行には、指定した各測定項目の最小値と最大値の差が表示されます。
  • "Mean"(平均値):この行には、指定した各測定項目の平均値が表示されます。
  • "Std.Dev"(標準偏差):この行には、指定した各測定項目の標準偏差値が表示されます。
  • "Sum"(合計):この行には、指定した各測定項目(面積、周囲長等)の測定値の合計が表示されます。
  • "Samples"(サンプル数):この行には、これらの統計値を得る対象となったオブジェクトの個数が表示されます。

"Statistics"(統計)ウィンドウの表示内容はダイナミックです。オブジェクトを"Object Attributes"(オブジェクトの属性)ウィンドウの"Hide"(除外)オプションや"Toggle Objects On/Off"(オブジェクトの除外/復帰)コマンドで非選択にしたり、"Select Measurements"(測定項目)コマンドで測定項目を追加・削除して再測定すると、その度に統計値が変化します。

"Locate the object"(オブジェクトを見つける):このオプションを使用すると、それぞれの測定項目について最小値(Min.)または最大値(Max.)を持つオブジェクトを画像内で素早く見つけることができます。まず"Locate the object"オプションをクリックして選択し、次に"Statistics"ウィンドウでオブジェクトの番号を示す行(" (Obj.#)")の統計データ部分をクリックします。該当のオブジェクトが画面上に出ている場合は、そのオブジェクトが同心円のマークで示されます。

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注記:画像が"Statistics"ウィンドウないしその他のウィンドウの下に隠れている時は、あらかじめウィンドウを移動して画像上のオブジェクトがよく見えるようにしておきます。

"Scroll to the object"(オブジェクトの位置までスクロール)"Locate the object" (上記を参照)でオブジェクトを探す際に、画像ウィンドウが画像全体を表示しきれず、該当オブジェクトが画面に出ていない可能性がある場合は、あらかじめこのオプションを選択しておきます。こうしておくと、統計データをクリックした時に、画面を自動スクロールして該当のオブジェクトを画面の中央に出してから、同心円のマークを表示します。

"Scroll to the object"オプションが非選択になっていて、しかも該当のオブジェクトが画面に出ていない時は、統計データをクリックするとビープ音が鳴り、同時に画像ウィンドウのコーナーに同心円のマークを表示してオブジェクトのある方向を示します。この場合は、手動でその方向へ向かってスクロールして下さい。

"Statistics"(統計)ウィンドウの"File"(ファイル)メニュー:このメニューのコマンドを使用すると、統計データの保存、アペンド、およびクリップボードへのコピーが行なえます。

  • "Data to File"(データをファイルに保存):このコマンドは、現在の統計データをASCII形式のデータファイル・フォーマットでディスクに保存します。保存したデータはスプレッドシート(表計算)アプリケーションソフトに渡すことができ、また外部プログラムへの入力ファイルとしても使用できます。
  • "Append Data to File"( データをファイルへアペンド):このコマンドを実行すると、現在の統計データを既存のファイル(ASCII形式)に追記できます。統計データのファイルはASCIIファイル形式で保存できます。いずれの場合も、ファイルには自動計測されたオブジェクトの統計データが収められます。保存したデータはスプレッドシート(表計算)アプリケーションソフトに渡すことができ、また外部プログラムへの入力ファイルとしても使用できます。
  • "Data To Clipboard"(データをクリップボードへコピー):統計データをクリップボードへコピーする時は、このコマンドを選択します。データは、クリップボードからテキストデータを受け入れるアプリケーションソフトなら、どれにでも貼り付けることができます。
  • "Data To Printer"(データを印刷):現在の統計データをプリントアウトします。
  • "Table To Clipboard"(表をクリップボードへコピー):現在の統計データを罫線付きの表形式でクリップボードへコピーする時は、このコマンドを実行します。データは、通常のワープロソフトや「ワードパッド」などの、クリップボードからベクトルデータを受け入れるアプリケーションソフトなら、どれにでも貼り付けることができます。(Image-Pro Plus自体には貼り付けられませんのでご注意下さい。)
  • "DDE To Excel"(ExcelDDE転送)/"DDE Options"DDEのオプション):これらのコマンドについては「DDE (ダイナミックデータ交換) 」をご覧下さい。
  • "Close"(閉じる)"Statistics"ウィンドウを閉じる時は、このコマンドを使用します。