Count/Size(カウント/サイズ)コマンド
"Count/Size"(カウント/サイズ)コマンドは、画像内の測定対象オブジェクトの自動計測(オブジェクトの自動カウントと自動測定)を行なうツールです。
"Count/Size"(カウント/サイズ)コマンドの主な機能は以下の通りです。
- 白黒の濃淡または色の違いに基づいて、測定対象オブジェクトを画像の背景から抽出し、自動計測を実行します。
- 自動では正しく抽出できなかったオブジェクトは、手動操作で抽出できます。
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測定結果に基づいて、抽出されたオブジェクトの自動選別を行ないます(例えば、面積が一定以下のオブジェクトは測定対象から自動的に除外する、など)。また、手動操作による選別も可能です。
(自動的に除外する方法はこちら)
- 測定結果に基づいて、オブジェクトを自動分類します。
- 測定結果に基づいてオブジェクトを並べ替え(ソート)できます。
- 測定結果を度数分布ヒストグラム、相関グラフで表示します。
- それぞれの測定結果の表示ウィンドウにある"File"(ファイル)メニュー
で、測定結果をファイル、クリップボード、プリンタへ出力できます。また、DDE(ダイナミックデータ交換)にてMicrosoft
Excelへ転送できます。さらに、"Count/Size"(カウント/サイズ)を"Data
Collector"(データコレクタ)
と組み合わせて使用すると、複数の画像にまたがる測定データを集計できます。
- 測定の設定パラメータをファイルに保存し、再使用できます。
- "Count/Size"(カウント/サイズ)コマンドの各測定ツールの操作については、下の「一般的な操作手順」をご覧下さい。
◆ 一般的な操作手順
"Count/Size"(カウント/サイズ)ダイアログボックスには以下のようなオプション、ボタン類が装備されています。
"Count/Size"(カウント/サイズ)ダイアログボックスには専用のメニューバーがあり、各メニューに様々な測定・処理機能が用意されています。
"Count/Size"(カウント/サイズ)のメニューにあるコマンドは以下の通りです。
■"File"(ファイル)メニュー
- "Data to File"(データをファイルに保存)
- "Append Data to File"(データをファイルにアペンド)
- "Data to Clipboard"(データをクリップボードへコピー)
- "Data to Printer"(データを印刷)
- "DDE To Excel"(ExcelへDDE転送)
- "DDE Options"(DDEのオプション)
- "Save Outlines"(アウトラインを保存)
- "Load Outlines"(アウトラインをロード)
- "Save Settings"(設定を保存)
- "Load Settings"(設定をロード)
- "Record Environment"(環境設定を記録)
- "Close"(閉じる)
■"Edit"(編集)メニュー
- "Split Objects"(オブジェクトを分割)
- "Auto-Split"(自動分割)
- "Watershed Split"(Watershed分割)
- "Limited Watershed Split"(制限付きWatershed分割)
- "Draw/Merge Objects"(オブジェクトを描く/結合する)
- "Convert AOI(s) To Object(s)(AOIをオブジェクトに変換)
- "Smooth Objects"(オブジェクトを平滑化)
- "Remove Holes"(穴を埋める)
- "Toggle Objects On/Off"(オブジェクトの除外/復帰)
- "Delete Hidden (Off) Objects"(除外されたオブジェクトを削除)
■"View"(表示)メニュー
- "Measurement Data"(測定データ)
- "Statistics"(統計)
- "Histogram"(ヒストグラム)
- "Scattergram"(相関グラフ)
- "Object Window"(オブジェクトウィンドウ)
- "Ranges Statistics"(レンジ別統計)
■"Measure"(測定)メニュー
- "Select Measurements"(測定項目)
- "Population Density"(オブジェクト密度)
- "Cluster"(クラスタ)
- "Auto-Classification"(自動分類)
- "Single Variable Class."(一変数で分類)
■"Image"(画像)メニュー
- "Flatten Background"(背景を平坦化)
- "Make Mask"(マスクを作成)
- "Make
Sorted Objects Image"(オブジェクトの並べ替え)
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