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Image-Pro
  操作手順書

サポートImage-Pro plus 操作手順書測定カウント/サイズ

Count(カウント)ボタン

このボタンをクリックすると、自動計測(オブジェクトの自動抽出、自動カウントおよび自動測定)を実行します。クリックすると、Image-Pro Plusがアクティブな画像またはAOI内でオブジェクトを自動カウントし、オブジェクトのアウトラインを表示します。

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注記:

1回でカウントできるオブジェクトの最大数については、「オブジェクトの最大数」 をご参照下さい。

画像内のオブジェクトが不鮮明で自動抽出しにくい時は、以下の処理をお試し下さい。

"Count/Size"(カウント/サイズ)ダイアログボックスの"Image"(画像)メニュー にある"Flatten Background"(背景を平坦化)コマンドで、画像の背景の輝度の不均一を減少させてから、自動計測を再実行する。

"Count/Size"ダイアログボックスの"Edit"(編集)メニュー にある"Draw/Merge Objects"(オブジェクトを描く/結合する)コマンドや"Split Objects"(オブジェクトを分割)コマンドを使用して、オブジェクトのアウトラインを手動で補正したり、あるいはオブジェクトを手動で描く。

オブジェクトのアウトラインを手動で補正した場合は、それ以降の操作で"Count"ボタンを使用しないように注意して下さい。"Count"ボタンをクリックすると、手動補正の結果が全て無効になってしまいます。手動補正の場合は、"Count"ボタンの代わりに、"Count/Size"ダイアログボックスの"Measure"(測定)メニュー にある"Select Measurements"コマンドで"Select Measurements"ダイアログボックスを呼び出し、その中の"Measure"(測定実行)ボタンを使用します。

"Count"ボタンは、"Automatic Bright Objects"(明るい色のオブジェクトを自動抽出)ないし"Automatic Dark Objects"(暗い色のオブジェクトを自動抽出)のいずれかの輝度オプションを指定した場合は、カウントを実行する前に画像を自動解析し、オブジェクトを背景から抽出できるように輝度レンジを自動設定します。

"Manual"(手動抽出)の輝度オプションを指定した場合は、ユーザーが設定した輝度レンジに基づいて定義されたオブジェクトをカウントします。

"Count"ボタンで行なうカウント処理の結果は"Options"(オプション)ボタン で呼び出されるオプション設定に大きく依存します。このため、"Count"ボタンをクリックする前に、必ず測定オプションとアウトラインオプションの設定を完了しておいて下さい。そのほか、次の設定も処理結果に影響します。

"Select Measurements"(測定項目)コマンドで測定項目が選択されていて、かつ"Measure Objects"(オブジェクトを測定)オプションが選択されている場合、Image-Pro Plusはカウントだけでなく測定も実行します。"Measure Objects"が選択されていない場合、オブジェクトの抽出とカウントのみが実行されます。

"Accumulate Count" (カウント結果を累計)オプションを選択すると、測定を行なう度に測定値が累計されていきます。例えば、画像内にAOIを作成して、AOIを移動させながら数回の自動計測を行なうと、全ての測定結果が累計されます。

"Apply Filter Ranges"(選別レンジを適用)オプションと"Select Measurements"ウィンドウの"Filter Ranges"(選別レンジ)を使用すると、特定の基準に合致するオブジェクトのみをカウント・測定できます。