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Single Variable Class.(一変数で分類)

"Single Variable Class."(一変数で分類):このコマンドは、あらかじめ自動計測済みのオブジェクトを単一の測定項目によって自動分類します。自動分類されたオブジェクトは画像内で色分けされ、それぞれの分類クラス(等級)の比率とクラス別の測定データが算出されます。

注記: 自動分類は、自動計測の測定結果に基づいて分類を行ないますので、"Auto-Classification"(自動分類)コマンドを実行する前に、"Count/Size"の自動計測を実行しておく必要があります。

複数の測定項目によるクラス分類には"Auto-Classification"(自動分類) コマンドを使用して下さい。

"Single Variable Class."コマンドを使用すると、オブジェクトを測定値によって昇順にグループ分けすることができます。これは例えば、オブジェクトの面積の測定値を基に、オブジェクトを4つの分類クラス(等級)に分ける、などという場合です。

"Single Variable Class."(一変数で分類)コマンドの一般的な使用手順

1. 画像を開き、"Count/Size"ダイアログボックスの"Measure"(測定)メニューにある"Select Measurements"(測定項目) で必要な測定項目(分類に使用できるのは1項目のみです)を選択し、"Count"(カウント)ボタンで自動計測を行なう。

2. "Single Variable Class."コマンドを実行し、" Single Variable Class "(一変数で分類)ダイアログボックスを開く。

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3. 測定項目欄で、オブジェクトの分類基準となる測定項目を選択する。この欄には、実際に測定値が得られた測定項目しか表示されません。

注記:分類基準にしたい測定項目がここに表示されない場合は、一旦このダイアログボックスを閉じ、"Select Measurements"(測定項目)コマンドでその項目を選択し、"Count"ボタンで測定を行なって下さい。

4. "Number Of Bins"(クラスの数)欄に、分類クラスの数(等級の数)を入力する。入力したクラスの数に応じて最大の測定値と最小の測定値の差が均等分割され、それぞれの分類クラスのレンジの開始値が"Bins Start At"(クラス開始値)欄に表示されます。

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注記:"Bins Start At"(クラス開始値)欄に、前回自動分類を行なった時の測定データがそのまま表示されるときは、"Reset"(リセット)ボタンをクリックしてデータを更新して下さい。

5. (任意)"Bins Start At"(クラス開始値)欄で、変更したい値を選択し、その下の欄に変更後の数値をタイプ入力して[Enter]を押す。上の4.の操作では、クラスの端値が均等分割で自動算出されますが、手動で数値を設定したい場合はこのように手動で数値を入力します。

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6. "OK"ボタンをクリックして自動分類を実行する。"Classification"(分類)ウィンドウが開き、分類結果が表示されます。同時に、画像内のオブジェクトが分類クラスごとに色分け表示されます。

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Classification"ウィンドウ内で、"Objects"(オブジェクト個数)が各クラスに属するオブジェクトの個数で、"% Objects"(オブジェクトの比率)は各クラスの比率を表示します。

7. (任意) "Classification"(分類)ウィンドウの"File"(ファイル)メニューから"Data to File"(データをファイルに保存)コマンドをクリックして、分類結果データをファイルに保存する。

"Single Variable Class."(一変数で分類)コマンドのオプション

"Number Of Bins"(クラスの数):この欄に、分類クラスの数(等級の数)を入力します(最大で16クラスまで可能)。入力したクラスの数に応じて最大の測定値と最小の測定値の差が均等分割され、それぞれの分類クラスのレンジの開始値が"Bins Start At"(クラス開始値)欄に表示されます。

測定項目選択欄:"Single Variable Class."ダイアログボックスの右側にある選択欄には、"Count/Size"で自動測定された項目が表示されます。この欄から、自動分類の基準となる測定項目を選択します。

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"Spread"(均等配分):このボタンをクリックすると、現在指定されている最初の値と最後の値の間を均等に分割します。

"Reset"(リセット):このボタンをクリックすると、レンジを表す最初の値と最後の値を、クラス分けの基準に指定した測定項目で得られた測定データの最小値と最大値に戻します("Bins Start At"欄でこれらの値を変更した後で、再び元の値に戻したい場合は、このボタンをクリックして下さい)

また、自動分類を2回以上続けて行なうときに、前回の測定値が"Bins Start At"欄にそのまま残っていたら、"Reset"(リセット)ボタンで測定値を更新して下さい。

"Bins Start At"(クラス開始値):この欄には、分類クラス(等級)の開始値が表示されます。この欄に表示される数字の個数(分類クラスの数)は、"Number Of Bins"欄で指定した値によって決定されます。この欄の最初の値は最小の測定値(及び最初のクラス)の開始値を表し、最後の値は最大の測定値を表しています。その他の値は、これら2つの端値の差を均等分割することで得られた数値です。

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この欄の最初の値と最後の値は、デフォルトでは、クラス分けの基準となる測定項目で得られた測定データの最小値と最大値です。これら2つの値は変更可能です。変更するには、変更したい値を反転表示し、ダイアログボックスの最下段の欄に新しい値をタイプします。

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"OK":このボタンをクリックすると、画像内のオブジェクトを分類して分類クラス別に色分け表示し、同時に分類結果を"Classification"(分類)ウィンドウに表示します。

"Classification"(分類)ウィンドウの"File"(ファイル)メニュー:このメニュー内のコマンドを使用すると、クラス分類データの保存、アペンドおよびクリップボードへのコピーをすることができます。

"Data to File"(データをファイルへ保存):このコマンドは、現在の分類データをファイル(*.CNT)に保存します。測定データのファイルはASCII形式のデータファイルフォーマットで保存できます。保存したデータはスプレッドシート(表計算ソフト)に渡すことができ、また外部プログラムへの入力ファイルとしても使用できます。

"Append Data to File"(データをアペンド):このコマンドを実行すると、現在の分類データを既存のファイルにアペンド(追記)できます。測定データのファイルはASCII形式のデータファイルフォーマットで保存できます。保存したデータはスプレッドシート(表計算ソフト)に渡すことができ、また外部プログラムの入力ファイルとしても使用できます。

"Data To Clipboard"(データをクリップボードへコピー):分類データをクリップボードへコピーする時は、このコマンドを選択します。データは、クリップボードからテキストデータを受け入れるアプリケーションソフトなら、どれにでも貼り付けることができます。

"Data To Printer"(データを印刷):このコマンドは、現在のデータをプリンターで印刷します。

"Table To Clipboard"(表をクリップボードへコピー):現在のデータを罫線付きの表形式でクリップボードへコピーします。クリップボードからベクトルデータを受け入れるアプリケーションソフト(例えば「ワードパッド」など)なら、どれにでも貼り付けることができます。

"DDE To Excel"(ExcelDDE転送)/"DDE Options"DDEのオプション):これらのコマンドについては「DDE (ダイナミックデータ交換) 」をご覧下さい。

"Close"(閉じる):このコマンドを実行すると、"Classification"ウィンドウを閉じます。

"Classification"(分類)ウィンドウの"View"(表示)メニュー:このメニュー内の表示項目オプションを使用すると、"Classification"(分類)ウィンドウの測定データの表示方法を指定できます。

"Object Count"(オブジェクトのカウント数):各分類クラスに属するオブジェクトの個数を"Objects"の列に表示します。この数値はデフォルトで表示されます。

"% Object"(オブジェクトの比率):各分類クラスに属するオブジェクトの個数が、全体に占める割合を表示します。

"Sum <measure>"(合計<測定項目名>)"Count/Size"ウィンドウの"Measure"メニューにある"Select Measurements"(測定項目)コマンドで指定された測定項目のそれぞれについて、各分類クラスに属する全オブジェクトの測定値の合計を表示します。

"% <measure>"(比率<測定項目名>)"Count/Size"ウィンドウの"Measure"メニューにある"Select Measurements"(測定項目)コマンドで指定された測定項目のそれぞれについて、各分類クラスに属する全オブジェクトの測定値の合計が、全体に占める割合を表示します。

"Mean <measure>"(平均<測定項目名>)"Count/Size"ウィンドウの"Measure" (測定)メニューにある"Select Measurements"(測定項目)コマンドで指定された測定項目のそれぞれについて、各分類クラスに属する全オブジェクトの測定値の平均を表示します。

"Std.Dev <measure>"(標準偏差<測定項目名>)"Count/Size"ウィンドウの"Measure"(測定)メニューにある"Select Measurements"(測定項目)コマンドで指定された測定項目のそれぞれについて、各分類クラスに属する全オブジェクトの測定値の標準偏差を表示します。

"Min <measure>"(最小値<測定項目名>)"Count/Size"ウィンドウの"Measure" (測定)メニューにある"Select Measurements"(測定項目)コマンドで指定された測定項目のそれぞれについて、各分類クラスに属する全オブジェクトの測定値の中から最小値を表示します。

"Max <measure>"(最大値<測定項目名>)"Count/Size"ウィンドウの"Measure"(測定)メニューにある"Select Measurements"(測定項目)コマンドで指定された測定項目のそれぞれについて、各分類クラスに属する全オブジェクトの測定値の中から最大値を表示します。

"Class Range"(分類クラスのレンジ)"Count/Size"ウィンドウの"Measure" (測定)メニューにある"Select Measurements" (測定項目)コマンドで指定された測定項目について、各分類クラスのレンジを表示します。

"View ALL"(全てを表示):全ての測定値を表示します。

"View Default"(デフォルト項目を表示):デフォルトの測定項目の測定値を表示します。