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マクロ

Insert(挿入)コマンド

"Insert"(挿入)コマンドのサブメニューにあるコマンドを使用すると、自動記録中のマクロにメッセージや制御文を加えられます。記録後のマクロを手で編集してそのような文をタイプ入力する代わりに、このコマンドを使うことができます。

注記: "Insert"のサブメニューのコマンドは、マクロの自動記録中でないと使用できません。マクロの自動記録については、"Record Macro"(マクロ自動記録) のコマンドの項をご覧下さい。

"Insert"(挿入)コマンドをクリックするとサブメニューが開き、次のコマンドが表示されます。

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マクロの自動記録中に、制御文を挿入したい場所で"Insert"コマンドを選択します。サブメニューが表示され、その中から挿入する文の種類を選びます。

ヒント:自動記録を開始した後に表示される"Recording"(マクロ記録中)ダイアログボックスの"Show Recording"(記録しながら表示)オプションを選択して、記録中のマクロコマンドが画面で見られるようにしておくと、"Insert"コマンドが使用しやすくなります。記録中のマクロを見ることにより、制御文を挿入すべき位置を簡単に捜せます。

"Insert"(挿入)コマンドの使用例

以下の例では、"Insert"(挿入)コマンドのサブメニューにある"Stop/Message"(コマンドで)マクロの処理中にメッセージ文(IpMacroStop)を挿入し、また"Comment"(コメント)コマンドでマクロスクリプト内にコメントを入れます。

1. "Macro"(マクロ)メニューの"Record Macro"(マクロ自動記録) コマンドを実行する。

images\ebx_1827144806.gif

2. マクロ名を"COUNT01"と設定して、"OK"ボタンを押す。

これでマクロの自動記録が開始されます。

3. "Recording"(マクロ記録中)ダイアログボックスの"Template Mode"(テンプレートモード)オプションを選択する。これでテンプレートモードを開始します。

images\ebx_1729595398.gif

4. "File"(ファイル)メニューの"Open"(開く) コマンドを実行して、Image-Pro Plusに付属するサンプル画像"Spots.tif"(通常はC:\IPWIN51J\Imagesにあります)を開く。

5. "Recording"(マクロ記録中)ダイアログボックスの"Template Mode"(テンプレートモード)オプションを非選択にする。これでテンプレートモードを終了します。

6. "Insert"(挿入)コマンドのサブメニューから"Stop/Message"(ストップ/メッセージ)を実行し、メッセージを挿入する。

"Stop/Message"コマンドをクリックすると"Stop/Message"(ストップ/メッセージ)ダイアログボックスが開きます。"Message"(メッセージ)欄に「計測したい範囲をAOIで囲んで下さい。」と入力します(ここでは日本語を入力しても問題ありません)。

images\ebx_-1182593385.gif

"Exclusive message (modal)"[排他的メッセージ(モーダル)]オプションを非選択にします。

最後に"Insert"(挿入)ボタンをクリックします。

7. "Measure"(測定)メニューの"Count/Size"(カウント/サイズ) コマンドを実行して、"Count/Size"ダイアログボックスを開く。

8. "Count/Size"ダイアログボックスの"Count"(カウント)ボタンをクリックする。

9. "Count/Size"ダイアログボックスの"View"(表示)メニューから"Statistics"(統計)コマンドを実行する。

"Statistics"(統計)ウィンドウが開きます。

10."Recording"ダイアログボックスの中の "Stop Recording"(記録終了)ボタンをクリックするか、あるいは"Macro"(マクロ)メニューの"Stop Recording"(記録終了)コマンドをクリックして、自動記録を止める。

上記の操作で、下記のサブルーチンが作成されています["Macro"(マクロ)メニューの"Edit Macro"(マクロ編集) コマンドをクリックすると、以下がマクロエディタに表示されます]

Sub COUNT01()
ret = IpTemplateMode(1)
ret = IpWsLoad("C:\IPWIN51J\Images\Spots.tif","tif")
ret = IpTemplateMode(0)
ret = IpMacroStop("計測したい範囲をAOIで囲んで下さい。", 0)
ret = IpBlbShow(1)
ret = IpBlbCount()
ret = IpBlbUpdate(0)
ret = IpBlbShowStatistics(1)
End Sub

上記の中で、IpMacroStop文が"Stop/Message"コマンドにより挿入された文です。